熟女の繰言

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    ローマ法王フランシスコのご活躍に期待


    「初の南米出身者ローマ法王フランシスコがローマ郊外の教会で、自分はかつて出身国のアルゼンチンでナイトクラブの用心棒をしていたと告白された。また、床の清掃や化学研究所での実験に携わっていたこともあると打ち明けた」というような記事を昨年末ネット上で目にし、親しみを感じていました。「フランシスコは質素な生活を好み、アルゼンチン時代から特に貧困問題に熱心に取り組んで来た」というところにも、好感が持てました。

    さて、今週の初め、朝のBS番組「ワールドWaveモーニング」で、ローマ法王フランシスコを紹介していました。ブログ記事にする心づもりもなく見てしまったので、詳しいことは書けませんが、印象に残ったことを書いてみたいと思います。

    一番驚いたのは、「オバマ大統領へ、シリアへの侵攻をやめるよう親書を送られた」という場面。これは歴史上も異例のことだそうです。マンガで、教皇から大統領へ手紙が届けられる様子も再現していました。私はてっきりオバマ大統領とプーチン大統領の間での交渉で決まったことだとばかり思っていましたので、俄には信じられず、インターネット上から情報を得て確認しようとしましたが、調べ方が悪いのか、そのような記事は出てきませんでした。

    オバマ大統領はローマ法王に恋をしている」というような表現が使われていたことにも驚きました。お二人の共通点は、「格差社会への挑戦」ということだそうです。


    ウォール・ストリート・ジャーナル 2013年 11月 27日 12:42 JST

    教会は弱者救済を―ローマ法王、経済的不平等を批判

    http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303735804579222932978206104.html


    【ローマ】フランシスコ・ローマ法王は26日、8カ月前の就任以来初めての「ミッション・マニフェスト」を発表し、カトリック教会が改めて貧者に的を絞って活動するとともに、グローバル資本主義への攻撃に着手するよう呼び掛けた。

    「Evangelii Gaudium(喜びの福音)」と名付けられたこの文書は、フランシスコ法王がバチカン(ローマ法王庁)の選挙会議「コンクラーベ」で新法王に選出されて 以降強調してきた多くのテーマをまとめたものだ。不平等と社会的不公正を糾弾しつつ、カトリック教会に対し聖職者としての使命をさらに深く追求するよう求 めている。

    同法王はApostolic Exhortation(使徒的勧告)」として知られる224ページの文書で、異例に露骨な言葉を使いながら市場経済を強く批判した。同法王は「『汝(なんじ)殺すなかれ』という戒律が人間生活の価値を守るための明確な制限を設定しているのとまさに同じように、われわれは今日、排除と不平等の経済に『汝向かうなかれ』と言わなければならない」と述べた。

     そして「このような経済は殺すことになる」とし、現在の経済システムは「その根本において不公正」であると糾弾し、「市場と金融上の投機の絶対的な自立を守る」ものだとした。同法王は、この種のシステムは新しい「専制」を生む可能性があり、それは「自らの法と規則を一方的に容赦なく押しつける」と警告している。

    (中略)

    フランシスコ法王は、社会の最も弱い人々、とりわけホームレス、麻薬常習者、難民、移民、そして高齢者に対するケアを促している。

    同法王は文書で、この種の弱者集団に手を差し伸べるにあたって、教会は傷つき、汚れると覚悟しなければならないとし、なぜならそうした教会のメン バーは保護された壁に囲まれた安全な場所(教会)にとどまるのではなく、貧者を支援するために街頭に出るからだと述べた。そして、現代世界の大きな難題と して、途方もない所得不平等を生み出している経済システムを挙げ、それは抑圧され疎外された人々を「落伍者」として放置していると批判した。



    ★この3月には会見が予定されているようですね。

    オバマ大統領、ローマ法王と会談へ 3月の欧州歴訪で
    2014.01.22 Wed posted at 12:57 JST

    http://www.cnn.co.jp/usa/35042866.html

    ローマ法王、首脳外交活発 シリアなどへ和解訴え
    2014年1月27日05時00分

    http://ceron.jp/url/www.asahi.com/articles/DA3S10947044.html

    昨年就任したローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が、活発な首脳外交を進めている。目下の焦点はシリアやアフリカでの紛争解決だ。今後は3月にオバマ米大統領との会談、5月には中東訪問も予定され、「法王外交」で知られた2代前のヨハネ・パウロ2世をほうふつとさせる。



    ヨハネ・パウロ2世といえば、お若い頃大学が閉鎖されたため、鉱山や工場で働きながら勉学を続け、同時に地下演劇の俳優、脚本家としても活動していた方です。
    「空飛ぶ法王」「旅する法王」または「平和の使徒」などと呼ばれていらっしゃったように記憶しています。

    ヨハネ・パウロ2世とちがって、フランシスコ法王は、あまり旅がお好きでないとか。でも近々韓国に行かれる予定もおありで、その際に日本へも・・・という声がBS番組で聞かれました。それを聞いて思い出したのが、昨年偶然見つけたあるブログ記事です。

    「シスターのつぶやき」

    うれしいニュース・・・「司教協、教皇を日本に招待へ」

    http://laudate.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-a2cb.html

    ★この時点では、詳細未定でしたが、現時点では決まっているのでしょうか?内部の事情に詳しい方教えてください。といっても、もしも訪日が本格的に決まったら、マスコミが報じることでしょう。

    久しぶりにこのシスターのサイトにアクセスしましたので、最新の記事を見てみると・・・

    東京・日比谷のイイノホールでは、自然エネルギー財団主催による国際シンポジウム”『エネルギー大転換」と日本の進路”が開催されました。

    http://laudate.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-727e.html

    相変わらずアクティブな方のようです。いつも圧倒されます。天国は空の上ではなく、地上に築くべきものというお考えからでしょうか?


    ★ついでに、教皇(ローマ法王)に関連する記事をご紹介します。

    法王のハーレー、3000万円で落札
    2014年02月07日 06:59 発信地:パリ/フランス

    http://www.afpbb.com/articles/-/3007917?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Thu_p1


    本人とうり二つ?チョコレート製のフランシスコ法王
    2014年02月10日 15:35 発信地:バチカン市国

    http://www.afpbb.com/articles/-/3008163?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Thu_r1


    法王の「ラテン語」ツイッター、予想外の大人気
    2014年02月05日 21:20 発信地:バチカン市国

    http://www.afpbb.com/articles/-/3007840?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Thu_r2




             フランシスコ


             ハーレー


             パパチョコ



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    [ 2014年02月28日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    日本社会全体の恥部を直視せねば!


    前回は、カトリックという一宗教団体を取り上げました。性的な戒律としては最も厳しい中で己を律し、そこから逸脱してしまった一部(約5%)にスポットを当てて揶揄に近い扱いがされていることに、反感を持ったのです。

    というのも、私自身が中・高等学校時代をミッションスクールで過ごし、大勢のシスター方からの教えを受けてきたからです。(当時は、宗教、倫理、国語、英語、社会、家庭科・・・いろいろな教科をシスター方が担当されていました。)知的にも、人間的にも、すばらしい方々が何人もいらっしゃいました。校長先生のお話にいつも感動し、充たされていました。考えてみれば、私が在学中の校長先生は、まだ四十代でいらっしゃったのです。あのお年で、すでに完成された人格者の域に達しておられ、揺るぎない頼もしさを有しておられました。

    いずれにせよ、常人とは違った道を選び(宗教的な立場では、神から選ばれた、召し出された、となります)、祈りと奉仕に生涯を捧げている方々に対して、私自身そこまで己を捨てきることができなかった分、今でも敬意を持ち続けています。

    さて、本日のYAHOO!ニュースに次のような項目が挙がっていました。

    性暴力被害者 半数が「死にたい」「消えたい」…10~20代女性調査

    産経新聞 2月28日(金)8時0分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140227-00000581-san-hlth


    性暴力を受けた10代、20代の若年女性の2人に1人が「死にたい」「消えたい」という自殺念慮を抱いていた。こんな実態が、繁華街で子供たちの声を聴くNPO法人「BONDプロジェクト」(東京都渋谷区)のアンケートで浮かび上がった。性暴力の被害者20人への聞き取り調査では18人がリストカットなどの自傷行為を経験していた。

    アンケートと聞き取りは都の補助事業として行われ、対象者は、
    (1)渋谷区の繁華街にいた女性201人
    (2)都内や神奈川県内の大学構内で聞いた34人
    (3)BONDとやりとりのある女性134人-の計369人。
    このうち、性暴力を受けた経験がある女性は249人と67%に上った。渋谷では62%、大学では74%、BONDでは75%があると答えた。

    今月22日の報告会で公表。出席したNPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」の清水康之代表は「渋谷の女性は例外と受け止められかねないが、渋谷と大学で結果に違いがない。誰の身にも起きる社会的リスク」と指摘した。


    これは酷い!記事の質問項目から分かるように、ここで言う性暴力は広義のもので、「合意無しに性的な行為をされた、させられた、見せられた」というようなものです。それにしても被害者が多すぎます。

    関連記事にも一通り目を通しましたが、やはり、現代社会、日本社会は、既に病んでいます。マスコミでもこのことが、まだあまり直視されていないように思います。
    TVは限られたものしか見ていないので、よく把握し切れてはいませんが、ドラマ、バラエティー、クイズ、グルメ、旅、その他諸々に流されている分には、おもしろおかしく生活できているような錯覚があるのでしょう。

    けれども、現実、生きた心地がしない、荒んだ、追い詰められた気持ちで、身も心もズタズタになって生活している女性たちが、上記の調査でみる限り、大半なのです。性のタブーを無くし、完全に解放し、皆で謳歌しているような風潮を、誰かが作り出しています。自分の煩悩をあからさまにして、恥じることも反省することもない人たちがいます。

    学校における道徳教育の強化を叫ぶのみでなく、社会における倫理教育も強化せねばならない時代であることを、改めて提言したいと思います。




    [ 2014年02月28日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    最もエロティックなのはカトリック?はたまたネット界!?


    三島由紀夫が、カトリックエロティシズムの極みだ、と言ったそうです。また誰の言葉か忘れましたが、「最もエロティックな関係とは、精神的に強く惹かれあっていながら、肉体的には結ばれない関係だ。または、真に愛し合っている夫婦だ。」という言葉も聞きました。これこそ、カトリックにつながる言葉ではないでしょうか。ご自分の体験を思い起こしてみてください。恋い焦がれていながら触れることが許されない関係、抱きしめたくてもそれができない間柄こそが、最もエロティックであるということは、想像に難くないのではありませんか?あるいは、信頼と尊敬を伴う夫婦の間に結ばれるかけがえのない絆は、神が人間に与えた最高の贈り物といっても過言ではないでしょう。

    言葉の意味を探ってみましょう。ウィキペディアから一部引用してみます。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0



    結局のところエロスとは混乱した性的欲望を表象する原始的な神であり、さらに言えば異性からの性的欲望を切望する異性愛的なものでもある。プラトンのイデア論では、エロスはイデア的な美と究極性を主体が切望することに対応している。エロスとは肉体同士の調和的合一であるだけではなく、認識と快楽との合一でもあるのだ。主体がみずからを超えて客体的な他者と交渉しようとするとき、エロスはほとんど超越の表明でさえある。

    フランスの哲学者ジョルジュ・バタイユの考えでは、エロティシズムとはわれわれ自身の主観性の限界へ向かおうとする運動であり、合理的世界を解体する侵犯行為なのであるが、この侵犯はつねに束の間のものに終わる。この点でタブー(禁忌)を犯す行為と関わるが、そのタブーは倫理的要請から来るものではなく、いわば「聖なるタブー」を侵犯する不可能性から「死」にも肉薄するものとなる。

    (中略)

    もっと根底的にはエロティシズムは、異なる二人の人物がもつ二つの世界がやがて一致するという約束である。確かにそのことは肉体的にでなければ不可能であるが、いずれにせよ一つの約束なのである(プラトンの『饗宴』中でアリストパネスが語る逸話を参照)。

    このように愛の営みは冒涜という性格を帯びている。エロティシズムは戦いであり、他者を隠れ家から引きずり出し、身をさらさせる。サルトルによれば愛撫とはほんものの魔術なのである。愛撫を受けると身体は備給され、身体化される。すなわち単なる肉体としてではなく、人格の住まった肉体として、自由として現れ出るのである。とはいえ ミシェル・レリスも言うように、「聖なるものに属する言葉を用いる」のは「結局のところ聖なるものを破壊し、その異質性を少しずつ剥ぎ取っていくこと」にすぎない。

    同じくプラトンの『饗宴』においてソクラテスは、エロティシズムが恋人同士の共同とか補完とかより気高いものを目標としていると述べている。すなわちエロティシズムは「真理」へ向かう身ぶりだと言うのである。

    宗教としては、エロティシズムは個人を、個を超える創造的な力に直面させる。 おそらくそれは神とか美の観念とかいったものというよりも、生命とか、生物学的意味での性(セクシュアリティ)とか、繁殖といったものである。



    なかなか難解な説明ですが、要するところ、エロティシズムは人間の精神性と深く関わっているということですね。肉体+快楽のみでは、本物のエロティシズムは生み出せないのです。人間の精神は、文字通り崇高な一面を有するものだからでしょう。

    聖職者の方々は、神と教会と人々への奉仕を志し、貞潔・従順・清貧の誓いを立てて生涯を修道生活に捧げておられるのです。今時のご時世で、清く・正しく・美しい生き方が真面目に実践されていることだけでも、希有なことではないでしょうか。下の記事の最後に、「過去50年で、最大で全体の5パーセントに当たる聖職者が性的虐待に関与していた」という声明が示されています。つまり100人中95人は、理想を追求して、修道の実践に日々邁進されているということですよね。

    また、性的虐待を犯した聖職者たちの多くは、短絡的な衝動に駆られたにせよ、一般人には計り知れない相当な苦悩を味わったはずですし、長年の禁欲生活を経て煩悶の末、ついにタブーを犯した人もいることでしょう。勿論、中には逸脱行為が常習化してしまった失格者もいるとは思います。だからといって世俗の堕落しきった人間たちが、興味本位であげつらっていいものではありません。

    そもそも日本における雑誌やネット上の性的な情報の氾濫は、完全に異常をきたしています。特にネット界の腐敗は子供の教育に恐ろしい影響を及ぼしています。このようなものはエロティックなどという美しい表現には当てはまりません。健康美の範囲ならば人間性の解放として享受できるのでしょうけれど、すでにそれを超えてグロテスクとすら言える状況に立ち至っているように感じます。人間としての尊厳を失った性行為、性的情報の氾濫が、社会の退廃をもたらすということを、胸に手を当てて考えてみましょう。

    民族の違い、風習の違いを考慮するにせよ、生命の誕生にも繋がる行為、相手の人格を尊重すべき行為として、セックスを考える視点は大切だと思います。サルトルの言葉「愛撫を受けると身体は備給され、身体化される。すなわち単なる肉体としてではなく、人格の住まった肉体として、自由として現れ出るのである」という言葉を味わえるようなセックスこそが理想だとは思いませんか?いえ、そのような姿勢で他者に向かうことこそが、人間の人間たる所以であるべきなのだと思います。

    【破産申請続く米カトリック教会、性的虐待の和解は進められるか?】

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140226-00000005-wordleaf-int&p=2

    THE PAGE 2月26日(水)10時36分配信


    米モンタナ州西部を管轄するカトリック教会のヘレナ教区が先月31日に破産申請を行いました。停滞する経済を象徴するかのように、有名企業の破産申請が珍しい話ではなくなったアメリカですが、カトリック教会の教区による破産申請もすでに10件以上報告されています。この背景には聖職者による未成年への性的虐待が存在するようです。

    ヘレナ教区で数十年間にわたって隠蔽されてきた性的虐待の事実

    先月末に破産申請を行ったヘレナ教区はモンタナ州西部に57の小教区を持ち、約4万5000人のカトリック教徒が地元の教会に通っています。ヘレナ教区の歴史は古く、モンタナ州が誕生する5年前の1884年に創立されています。子供達に対する性的虐待がいつ頃から始まったのかは不明ですが、ヘレナ教区に対して起こされた集団訴訟では、1940年代から約30年続いたとされています。当時まだ幼い子供だった原告は、教会の中や学校、キャンプ場といった場所で性的行為を強要されていました。

    ヘレナ教区は原告団と保険会社を交えた調停会議を何度も実施し、最終的に総額1750万ドルの賠償金を払うことで合意に至りました。1500万ドルは神父や修道女、そのほかの教会関係者らによって幼少期に性的虐待を受けた362名に支払われ、250万ドルの一部は裁判費用として使われ、残りは新たな被害者が名乗り出た場合の賠償金としてプールされます。賠償金を捻出するため、ヘレナ教区は所有する土地の売却も視野に入れていますが、教区の関係者は「財政的には限界だ」と米メディアに語っており、これ以上の支出が困難であったという懐事情も垣間見えます。

    米全土で30億ドルの賠償金が支払われてきた性的虐待問題

    カトリック教会の関係者らによる児童への性的虐待は1990年代頃から少しずつ米メディアも取り上げるようになりましたが、ターニングポイントとなったのは2002年にボストン・グローブ紙が発表した調査報道記事でした。カトリック教会の影響力が強いボストンで、地元新聞社が性的虐待に関与した5人の神父を実名で報道。性的虐待の実態やそれらを隠ぺいしてきた教区の姿勢を厳しく追及し、同紙は翌年にピューリッツア賞を受賞しています。5人の神父にはやがて実刑判決が下され、2003年9月にはボストン大司教区が8500万ドルの賠償金を支払っています。この報道を機に、全米各地で過去にカトリック教会の聖職者らから受けた性的虐待に対して集団訴訟が相次いで起こされるようになったのです。

    全米各地のカトリック教区に対して起こされた集団訴訟では、教区の大きさや被害者の数によって賠償金の額には大きな差があるものの、現在までに20近くの教区で和解が成立しています。ロサンゼルス大司教区では、大司教区と枢機卿個人に対してそれぞれ訴訟が起こされ、少なくとも720億ドルが賠償金として被害者に支払われています。ロイター通信は1日、これまでに米カトリック教会が支払った賠償金の総額は約30億ドルに達したと伝えています。

    バチカンのイメージ回復は成功するか

    性的虐待に関与した人物がすでに死亡しているケースも珍しくありませんが、ある教区で性的虐待を行った神父がその事実を隠ぺいしたまま他の教区へ移動していた事実も明らかになっており、カトリック教徒からは「過去に性的虐待に関与していた神父らの情報は全て公開すべきだ」という声が後を絶ちません。

    アメリカから世界中に飛び火した性的虐待スキャンダルに、バチカンも本腰を入れて対応を開始。性的虐待スキャンダルの対応に消極的と批判が噴出した前教皇ベネディクト16世の時代でさえ「過去50年で、最大で全体の5パーセントに当たる聖職者が性的虐待に関与していた」との声明を発表し、年平均数百人のペースで性的虐待に関与したとされる聖職者の資格はく奪を実施していました。新教皇フランシスコも虐待に関与した聖職者には厳しい対応を取る姿勢を打ち出しており、今後の対応が注目されます。

    (文 / ジャーナリスト・仲野博文)


    全世界のカトリック信者の総数は12億人といわれています。その信徒を導く聖職者の人数は定かではありませんが、たとえば10万人に一人の聖職者がいるとして(実際はずっと多いでしょう)1万2千人です。そのうち5%なら6百人ですが、この乱れた無秩序な世の中です。しかも聖職者の重要な役割の一つに、告解(罪の告白を聞いてそれを許すこと)の秘蹟を与えることがあるのです。人間の弱さに触れ、悩みに触れ、時にはカウンセラーとしての役割も担っていることでしょう。

    アメリカの現状は確かに憂慮すべきです。けれども、「性的虐待」「スキャンダル」という過激な言葉にすべてを集約し、カトリック全体をいかがわしい集団であるかのような扱い方で取り上げるのはどうかと思います。たとえば上記の「性的虐待に関与した人物がすでに死亡しているケースも珍しくありませんが」というのはどういう状況を指しているのでしょうか?「ある教区で性的虐待を行った神父がその事実を隠ぺいしたまま他の教区へ移動していた事実も明らかになっており」という実態が、一体何件あったというのでしょう。それに対して、文末の「~という声が後を絶ちません」は、表現としておかしくありませんか?悪意がこもっていませんか?

    カトリックの聖職者が、家庭を持たず、同性で修道生活をすること自体が時代遅れだという意見も、随分前から出ているようですが、バチカンは伝統を守り続けています。一方で、聖職者を志願する人々の数は年々減っているようです。再度言います。このご時世で、貞潔を誓って生涯身を清いものとする意志を貫こうとする人々が何万人かいることだけでも奇跡ではないでしょうか。また、逆にそのような思想が人類から消滅してしまったならば、更にこの世界は、まさに古(いにしえ)の人々が図らずも名付けた「穢土(エロならぬエド)」となってしまうような気がします。




    [ 2014年02月27日 ] カテゴリ:エッセイ | TB(0) | CM(0)

    TBSの誤算?【日米関係亀裂の真相】


    今朝(2月26日)、6時台に見たインターネット上の動画ニュースです。見終わって、「何のためにTBSは、このような取材をしたのか」と考えさせられました。
    「日米の亀裂はいかに生じ、何故ここまで広がってしまったのか」という問題提起から考えても、おそらく安倍政権を批判するためでしょう。

    ところが、私もそうですが、おそらく多くの国民は、「安倍さん、やるねえ!『アメリカの言うなりにはならない』と明言したのか・・・そして実際の行動でもそれを示しているんだ・・・こんな気骨の入った首相がこれまでに何人いただろうか?この命懸けの心意気を買わないわけにはいかないね!」というような感想をもたれたのではないかと思います。

    とすれば、この取材はTBSの読み違いだったということになるでしょう。皆さんはどう思われますか?


    【 日米首脳部が激しい応酬、関係亀裂の真相】

    《動画ニュース》 ーー アナウンス内容は、下記にすべて掲載ーー

    http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140225-00000047-jnn-int

    TBS系(JNN) 2月25日(火)19時59分配信


    TPP協議や安倍総理の靖国神社参拝など、数々の問題をめぐって日米の首脳部が激しい言葉の応酬を繰り広げています。日米の亀裂はいかに生じ、何故ここまで広がってしまったのか、その真相を取材しました。

    シリアの市民が化学兵器に苦しむ衝撃の映像が明らかになって10日後の、去年8月31日。

    「慎重に検討した結果、アメリカはアサド政権を標的にした軍事攻撃を行う決意をしました」(オバマ大統領〔去年8月31日〕)

    オバマ大統領は、シリアへの軍事行動を行うと発表。日本にも外交ルートを通じて「空爆したら即座に支持表明して欲しい」と強い要請が来ていました。しかし、安倍総理の姿勢は慎重でした。
    「この状態では支持できないね」

    安倍総理は官房副長官時代、時の小泉総理がイラク開戦にいち早く支持を表明したものの、その後大量破壊兵器が見つからなかったことから、「歴史的な誤り」と批判された経緯をつぶさに見ていました。化学兵器の一部が反アサド政権側に流れているとの情報もあり、軍事行動を支持するには、「アサド政権が使用した明確な証拠が必要だ」と考えていました。そして大統領の会見翌日、ごく限られた関係者に対し、こう伝えたのです。

    「この状態では、空爆は支持できないね」(安倍首相

    その1日半後の9月3日、オバマ大統領から安倍総理に電話がかかってきました。

    「アサド側が化学兵器を使った明確な証拠がある」(オバマ大統領)
    「化学兵器を使用した主体については、いろいろな情報があると承知している」(安倍首相

    しかし、オバマ大統領はあきらめませんでした。2日後、アメリカ側の要請で開かれた安倍総理との直接会談で、改めて支持を求めます。会談は非常に緊迫したものになったといいます。

    「アサド側が化学兵器を使用した明確な証拠を持っている。空爆を支持してほしい」(オバマ大統領)
    「明確な証拠があると大統領自ら言っているのだから、同盟国の日本は支持表明してくれるものと信じている」(ライス大統領補佐官)

    ここで、麻生副総理が割って入りました。
    「イラク戦争の例がある。明確な証拠開示が支持の条件だ」(麻生副総理)

    その後、アメリカ側は日本に対する情報開示に踏み切りました。安倍総理はその情報をIOC総会出席のためアルゼンチンに向かう機内で聞き、「アメリカも頑張ったね」と述べました。そして「アサド政権側が化学兵器を使用した」と断定した共同声明への署名をようやく許可しました。

    「こちらが困っているのに、証拠を出さないと安倍は信じてくれなかった」

    ホワイトハウスと官邸の関係が、「亀裂」へと悪化したのはこの時期だと関係者は見ています。

    去年11月21日、衛藤総理補佐官が訪米しました。安倍総理の靖国神社参拝の方針を知っていた数少ない安倍側近の一人です。アメリカ側は「靖国参拝を思いとどまらせる絶好の機会」と判断、多くの政府関係者や専門家が会談に応じました。

    一連の会談で衛藤氏は、「安倍総理が靖国参拝したらアメリカはどう反応するか」と尋ねました。アメリカ側は、これを聞いて「安倍総理には参拝しない選択肢がある」と判断したといいます。

    「私も(日本政府側に)靖国参拝は控えた方がいいと述べたことは隠すつもりはありません」(キャンベル前国務次官補)

    アメリカ側は異口同音に「靖国参拝は中国を利するだけだ」と衛藤氏を諭しました。参拝方針を伝えに行ったはずの衛藤氏の訪米が、アメリカ側には参拝自粛への手ごたえとなる――。失望コメントにつながる誤解の始まりでした。

    12月3日、日本を訪問したバイデン氏は、安倍総理と1時間半あまりに渡って会談。今度はTPP問題で激しい議論になりました。その様子は「首脳級会談としては前代未聞の激しさだった」と言われています。そしてその9日後。韓国訪問を終えたバイデン氏から安倍総理宛てに電話がかかってきました。

    「朴大統領に『安倍首相は靖国に行かないと思う』と伝えた」(バイデン氏)

    これに驚いた安倍総理は・・・
    「靖国参拝は選挙公約だ。いずれ行くつもりだ」(安倍首相
    「首相の行動は全て首相が判断するものだ」(バイデン氏)

    バイデン氏は、朴大統領を引き合いに出して、靖国に行かないよう遠回しに安倍総理に忠告したつもりでした。一方、安倍総理は、「行く」という事を初めてアメリカ側に伝えたつもりでした。

    外務省幹部は、安倍総理の「いずれ行く」という発言を、バイデン氏が「すぐには行かない」と受け止めた可能性があると見ています。そして、その2週間後、バイデン氏は安倍総理批判の急先鋒となりました。

    参拝直後、ホワイトハウスが用意したのは、「deeply disappointed(深く失望した)」というコメント。バイデン氏の強い意向が働いたといわれています。アメリカ政府内には「日本を批判すれば中国を利するだけ」との慎重論も根強くありますが、ホワイトハウスの意向は固く、国務省は「deeply」の一文字を抜く事しかできませんでした。

    「何でもアメリカの言うなり」では、健全な同盟関係とは言えないと考える安倍総理。「失望コメント」を聞いて、「同盟国を大切にしないとは困ったものです」との感想を周辺に漏らしました。ホワイトハウスと官邸の、誤解と失望の連鎖が、いまや感情的対立にまで発展しています。(25日13:39)




    かといって、周囲をはじめとする諸外国の反感を買いすぎて孤立しても、日本は動きがとれなくなってしまいます。いずれにせよ、険しい道のりです。国民は、厳しくチェックし、必要ならば反対を突きつけなければなりませんが、基本的にはバックアップし、叱咤激励する立場をとりたいと思います。あら探しをして糾弾したり、全面否定をしても、代替者がいない限り空騒ぎになってしまうのではないでしょうか。




    [ 2014年02月26日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(4)

    歴史修正主義の立場での、分かりやすい戦争論(歴史認識)


    これから紹介する戦争論歴史認識)を読んで、どのように思われますか?私は、自分がこれまでに培ってきたものに、かなり近いものが示されたように思いました。いえ、自分の中で漠然と捉えていたものが明確にされたようにさえ感じたのです。細部については、一つひとつ裏付けができるように私自身もっと勉強しなければならない部分もありますが、概ね正しいことが語られているのではないでしょうか?
    では、ご紹介します。


    日本人を含め世界の多くの人は、第二次大戦はドイツと日本という悪者が始め、それを連合軍が懲らしめたと思い込んでいる。戦争というものは国と国の摩擦が原因で起きると思っている。実際はそうではない。

    戦争は戦争を起こそうと企む者がいるから起きる。両大戦がそうだったし、第二次大戦後の米国の戦争もベトナム戦争を初めとして全てヤラセだった。冷戦もヤラセ。9/11もヤラセ。

    ソ連が米国にとって本当の脅威であったことなどなかったし、ましてやベトナムが脅威であった筈がない。ベトナムもイラクも脅威だということにして、嘘で戦争を起こした。米国はベトナム戦争中、インドシナでせっせと麻薬栽培をやっていた。今もアフガニスタンでやっている。

    ウォール街= 連銀=シティ=イスラエル=ナチス=マフィア=テロリスト=麻薬業者=CIA=FBI=米国政府=米議会=米国大統領=米軍=兵器産業=主要メディア。これが真実。

    要するに大金持ちのマフィアが米国等の政府を操作し、自分の金儲けと世界支配のために戦争を起こさせるのだ。教科書で教えられるような戦争の歴史は連中のプロパガンダ。ホロコーストも南京事件もプロパガンダ。

    日本は日露戦争で勝ったが、ユダヤ資本の援助がなかったら開戦できなかった。日露戦争がなければ満州進出もなかった。満州進出がなければ中国侵略もなく、大東亜戦争もなかった。朝鮮併合も米国の音頭でおこなわれた。日本の軍拡、大陸進出の背後には外国の後押しがあった。ナチスもユダヤ資本の支援を受けていた。

    第二次大戦は日独が悪かったから起きたのではなく、英米独の金融マフィアが戦争を起こそうと工作したために起きた。日独はそれに乗せられて戦争をやらされ、敗戦後ずっと悪者のレッテルを貼られている。

    第二次大戦前、日本政府、日本軍内に外国の工作員がいたのは間違いないし、真珠湾攻撃もそのために起きた。ルーズベルトが攻撃を事前に知っていて故意にやらせたことは、もう米国でも知られている。米国は19世紀末から対日戦の戦略を練っていた。そのオレンジ作戦ではハワイ攻撃が常に想定されていた。数十年間も想定していたことが何故起きてしまったのか?全てがヤラセだったから。

    日本人、ドイツ人、米国人を含め、多数の人間が「国のための戦争」と錯覚して死んで行った。

    日独が負けることは初めから決まっていた。米国は最初から日独本土を叩くことをせず、わざとアフリカや南洋諸島で戦闘をして戦争を長引かせた。原爆開発に関わった米欧の科学者の大半がユダヤ人だったのは偶然ではない。

    第二次大戦はドイツの台頭を恐れた英国とユダヤ資本が起こして日米を巻き込んだのだったが、つぶされても日独はアッという間に世界第二、第三の経済大国になった。英国は衰退した。

    何故戦争が始まったかという問題は全然不毛の話じゃない。その問題を直視しなければ、今も世界を支配するマフィアの思うつぼ。



    これは、ツイッターで「はぎのさん」が、細切れに転載されていたものです。出典をお尋ねすると、

    【青山繁晴】敗戦を見つめる事と生きることへの姿勢、生活の中での集中と弛緩[桜H26/2/21]
    http://www.youtube.com/watch?v=ykO3hjSEm0M

    へのChanoineStraubさんのコメントだと教えてくださいました。
    実際に読んでみると、ChanoineStraubさんに対して、Kimi rinさんという方が、

    仰るとおり、戦争をしたい輩が世界を牛耳っている事は、だんだんと多くの人が知る所となってきたのかもしれません。今後はChanoineStraubさんが仰るような事をじっくり検証し、糾弾していけばいいと思います。

    しかし、「日本が悪かったから戦争に負けた」という考え方があまりに浸透しすぎていて、「何故戦争になったのか」という議論では「どういう理由があろうと、日本は他国を侵略したじゃないか」という所から先に進まない、、、、(以下省略)


    というようなコメントを返され、ChanoineStraubさんは更に、以下を付記されています。

    工業力、資源量だけをとっても米国とは比較にならないほど差がありました。しかも戦場は太平洋の西側にならざるを得ず、日本が米本土を攻撃して大陸を占領できる可能性は初めからゼロでした。フィリピンを取っても米本土を押えられないのでは勝てる訳がありません。米国にすれば、さっさと小さな日本本土を押えれば、ずっと早く戦争を終わらせることができた筈ですが、それでは銀行も兵器産業も儲からず戦争をする意味(?)がありませんでした。

    負けるとわかりきっていた戦争を何故日本が始めてしまったかが問題でしょう。その陰謀に関わった日本人が表立って糾弾されないのは、今も日本が占領されているからです。米国は最初から戦後日本を占領するつもりでした。日本は米国に占領して頂くために開戦したようなものです。

    尤も米国でも大抵の国民は裏事情など知りません。日本が悪いことをしたから正義の味方米国が懲らしめて豊かな民主主義国に変えてやったぐらいに思っています。米国政府自体、ずっと前から犯罪者集団に乗っとられていて、その意味では米国民も占領されているのですが。

    米国に留学していた頃、第二次大戦中海軍で日本に行ったという人の家に泊めてもらいました。日本の何処と尋ねると香港という答えが返ってきました。戦争に参加した人がそれでは・・・

    本当に重要なのは戦争が起きるような状況=原因をつくらないことでしょう。


    これに対して、jeffyuutaさんは、

    非常に興味深い書き込みですね。
    保守系メディアは(桜含めて)、とかく、改宗ユダヤ教徒で占める国際金融資本(英ロスチャ)の起こしてきた世界各国の紛争や通貨危機等を報道しませんよね。
    公然と彼らを批判する事は本当に恐ろしい事だと思います。

    >ウォール街= 連銀=シティ=イスラエル=ナチス=マフィア=テロリスト=麻薬業者=CIA=FBI=米国政府=米議会=米国大統領=米軍=兵器産業=主要メディア

    まさにこれですよね。
    日本の左右政党やメディアも、この流れと同じなのに、
    日本の自称保守(笑)は、必死に中国朝鮮が背後に居ると矛先をかわしてきますから笑えます。
    そこを乗り越える事こそが、戦後体制からの脱却だと思うのに。

    また、貴方がご指摘なさる様に、明治維新(日本ロスチャ金融統治元年)から日本は振り返らないといけないのに、なぜか保守は維新を賛美していて気持ち悪く感じる時もあります。(以下省略)


    などとコメントされています。(チャンネル桜をめぐる議論は、ややこしくなるため省略しました。)

    因みにChanoineStraubさんは、前述の留学体験から日本人だと分かりますが、英語に堪能な方のようで、次のような動画を集めておられます。

    http://www.youtube.com/user/ChanoineStraub


    さて、これに関連して、先日(2月23日)の『たかじんのそこまで言って委員会』でも、「第二次大戦中の東京大空襲や、原爆投下は国際法違反の虐殺行為である。これを正当化するために、米中で南京大虐殺をでっちあげた」というような内容が取り上げられました。これに対して、ケヴィン・メア氏ただ一人が、「南京大虐殺がなかったというのは、出鱈目だ」と異議を唱えました。そのほかの論客は、このような歴史観をすでに受け入れていることが分かります。私は逆にそのことに少し驚き、「日本人の認識の変化」を確実なものとして受け止めました。

    ChanoineStraubさんがおっしゃるとおり、「本当に重要なのは戦争が起きるような状況=原因をつくらないこと」だと思います。そのためにも、かつて世界はどのように騙され、国土が無惨に破壊され、人権が蹂躙され、人命が虫けらのように抹殺されたのかを、知っておかなければならないと思います。

    自由な言論が保障されている我が国だからこそ、もっと真実を広め、一部の怪しい勢力に国際社会が牛耳られることのないように、戦争を防ぐための手段を尽くさねばなりません。


    [ 2014年02月25日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    ソチ五輪が残してくれたもの


    17日間にわたる雪と氷のスポーツの祭典が閉幕しました。困難やプレッシャーをはねのけて気力・体力・技術力・あらゆる能力の限界で闘う人間のすばらしさ、国家の威信をかけて盛大なイベントを見事に成功させたロシアのすばらしさ・・・沢山の感動をありがとう!と心から言いたい気持ちです。

    とりわけ、今回の五輪で感じたのは、パーフェクトを目指す中でのアクシデントを逆手に取ったり、乗り越えたりすることによる、更なるドラマチックな感動を味わえたことのすばらしさです。

    ソチ五輪】またも「五輪」失敗?! 開会式のアクシデントを逆手に取る演出も

    産経新聞 2月24日(月)2時22分
    http://sochi.headlines.yahoo.co.jp/sochi/hl?a=20140224-00000502-san-spo

    7日の開会式では会場につるされた巨大な五つの雪の結晶が、五輪マークへと変形する予定だったが、右上の輪が開かず「四輪」になってしまった。閉会式では、冒頭で空と海をテーマにした演目が行われ、700人の出演者がさまざまな形をつくった後、五つのグループに分かれ、まずは四つの輪を完成させたが、右上の輪がまたもや開かない。会場からざわめきが起きる中、最後に五つ目の輪も無事形成され、見事「五輪」が完成した。開会式での「四輪」のアクシデントを逆手に取った遊び心に会場は大いに沸いた。



    ソチ五輪


    この発想には驚き、感心しました。かくあらねばならない、という固定観念に縛られることなく、「人間がやることだ、失敗もあろう、けれどそれを次に成功に繋げることができれば、それで万事オーライだ」というメッセージが込められているように思えました。

    それにつけても、浅田真央選手のすばらしい挽回劇と、その精神力の強さは、世界中から注目を集めましたね。「どんなに辛くても、自分が浅田真央であることからは逃れられない」ーーー彼女こそ真のアスリートだ、という賞賛の声も聞かれましたが、この言葉は、実は万人に当てはまるのです。人は誰でも、どんなに辛くても、嫌いでも、情けなくても、荷が重くとも、自分に与えられた姿形、才能、人間性、人間関係、課題等から逃れることはできません。このことに改めて気づかせてくれた一幕だったと思います。


    真央を立ち直らせた「どんなに辛くても、自分が浅田真央であることからは逃れられない」
    デイリースポーツ 2月22日(土)9時11分配信
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000028-dal-spo


    ソチ五輪】真央に中国版ツイッターでも絶賛の嵐「すべての人の尊敬を得た」
    http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/140221/spo14022119120095-n1.html


    もう一人、日本に唯一の金メダルをもたらした、羽生結弦選手の言葉の中にも、是非取り上げたいものがあります。

    「4年間の集大成を出せるように、震災が起きたときの苦しみ、そこから立ち上がるときの兆しを自分の姿に感じていただけたらと思いながら滑りました」(エキシビションで)


    まだ十代の彼が「アスリートとしては勿論、人として彼は立派ですね」という評価を受けるまでには、震災という耐え難い試練を乗り越えた経験があったのです。


    さて、ロシアとの関わりについて、フィギアスケート関係の方々は当然ご存知のことながら、一般にはあまり知られていないこと、あるいは忘れられてしまっていることがあるようです。私自身つい最近知ったのですが、東日本大震災直後にあった、フィギアスケートの世界大会は、2011年4月24日から5月1日にかけて、ロシアのモスクワで開催されました。これは本来は東京で行われる予定でしたが、東日本大震災の影響により約1か月間延期され、モスクワでの代替開催となったのです。

    その時のオープンセレモニーの模様をご覧ください。この動画のコメントに「どうなっているんだ、というくらい 日本を意識した演出。 日本の太鼓をたたいているのは、振袖だろう。 日本への メッセージと受け止めたい。プーチンは、柔道で修身を学んで 不良から立ち直り、武道家を自認、親日家という」とあります。震災からわずか2ヵ月足らずの時点で朗読された『日本に捧げる詩』は、当時、涙なくして聞けなかったことでしょう。そして、このような日本への真心からのエールに、どれほど日本人選手たちが励まされたことでしょう。

    ロシアプーチン様が全世界に3.11人工地震波形を示す!!!
    http://bit.ly/1bvayQS



    五輪の前後で、ロシアとの距離が、ぐんと近付いたような気がします。これを機に、領土問題の解決を願うばかりです。



    [ 2014年02月24日 ] カテゴリ:エッセイ | TB(0) | CM(2)

    アメリカの子守歌!?


    日本の将来を考えない日はない、といえばちょっとオーバーにも聞こえますが、実のところ誇張抜きでそうなのです。これはおそらく、多くのブロガーの方々も、そうだと思います。ブログの題名自体にそのことが如実に表れているものも少なくありません。時々息抜きをしながら、でも精一杯、日本をよりよくすることを目指して生きてゆきましょう。では、今回は「自称:駅弁大学教授」という方のブログで知った歌を紹介します。


    Peter Paul and Mary, The Cruel War

    http://www.youtube.com/watch?v=OvFq6VvFxjo

    The Cruel War 

    (悲惨な戦争

    1.
    The cruel war is raging,
    Johnny has to fight.
    I long to be with him
    From morning 'till night.
    I want to be with him,
    It grieves my heart so
    Won't you let me come with you?
    No, my love, no.

    (悲惨な戦争は激化し、ついにジョニーも行かなくてはならない)
    (でも私は朝から晩までずっと、彼のそばにいたいと思う)
    (彼のそばにいたいと思うから、それが私の心を締め付ける)
    (お願い一緒に連れていって)
    (いいえ、あなたはうなずかないわね)


    2.
    Tomorrow is Sunday,
    Monday is the day
    That your captain will call
    You and you must obey
    Your captain will call you,
    It grieves my heart so
    Won't you let me come with you?
    No, my love, no.

    (明日は日曜日、そして月曜日になれば)
    (隊長さんの召集に、あなたも従わなくてはならない)
    (隊長さんの呼ぶ声が、私の心を締め付ける)
    (お願い一緒に連れていって)
    (いいえ、やっぱりだめなのね)


    3.
    I'll tie back my hair,
    Men's clothing I'll put on.
    I'll pass for your comrade
    As we march along.
    I'll pass for your comrade,
    No one will ever know
    Won't you let me come with you?
    No, my love, no.

    (髪を後ろに束ねて、男物の服を着れば)
    (私も行進に入れるかしら、あなたの戦友のふりをして)
    (あなたの戦友のふりをすれば、きっと誰も気づかないわ)
    (だから、お願い一緒に連れていって)
    (いいえ、きっとわかってしまうわね)


    4.
    Oh Johnny, oh Johnny,
    I feel you are unkind
    I love you far better
    Than all of mankind
    I love you far better
    Than words can e'er express
    Won't you let me come with you?
    Yes, my love, yes.

    (あぁ、ジョニー。あなたに冷たくされるのが怖い)
    (世界中の誰よりも、あなたのことを愛しているわ)
    (言葉なんかじゃ足りないほど、あなたのことを愛しているわ)
    (お願い、一緒に連れていって
    (お願いだから「いいよ」と言って)
    (「来い」と一言、私に言って)

    ------------------

    5.
    They marched into battle,
    She never left his side
    'Til a bullet shell struck her
    And love was denied.
    A bullet shell struck her,
    Tears came to Johnny's eyes
    As he knelt down beside her,
    She silently died.

    ・・・最後の部分は歌われていません。あまりに悲しすぎるから・・・?

                               

    コメントの中で、分かりやすかったものを挙げてみます。

    https://www.youtube.com/watch?v=Fto9ji994JY

    ★May we have peaceful in our hearts.God bless...

    ★You are most welcome ! I am anti-war, any war, so this song reaches into me.

    ★I sing this to my sons to put them to sleep :] where have all the flowers gone too.



    最後のコメントにあるように、アメリカでは、このような曲を子守歌として成長している人たちもいるのです。「Where have all the flowers gone」は私も中学生時代に愛唱していました。けれども、単なるフォーク・ソングとしてメロディーを楽しんだにすぎません。何ら実感を込めていませんでした。

    日本は、平和を希求し、現にこの約70年間、戦場には報道のためや人道支援等のため以外には行かずに済んだのです。しかしながら生活の豊かさを手に入れるのと引き替えに、自立国家としての誇りを失ったように思います。

    この戦後70年というのは、約二世代の入れ替わりに当たるのですから、大きな節目になるでしょう。今後我が国のあり方が、好むと好まざるとにかかわらず、何らかの形で明確に変わるのであろうと思われます。アメリカと共に未来を切り開くことを余儀なくされているのでしょうが、上記のような歌を、決して子守歌にはしたくありませんね。アメリカにも、そのほかの国々にも、このような歌を過去の記憶としてほしいですね。





    [ 2014年02月22日 ] カテゴリ:エッセイ | TB(0) | CM(0)

    【『アンネの日記』の真相】から【ホロコースト捏造神話】まで


    昨夜(2月21日)、NHKやTBSのニュースで報道された『アンネの日記』関連本破損事件について取り上げたいと思います。私もこの一年、これまで以上にインターネットの世界に親しんでいましたので、この本の捏造説をキャッチしていました。それで、ニュースではどのような扱いをするのか、興味を持って見ました。ところが、いずれも『アンネの日記』そのものの真相については全く触れませんでした。それどころか、早速アメリカやオランダのアムステルダムにまで取材に行って、日本での出来事を吹聴し、それに対する人々の反応(何故?、酷い、冒涜、許されないこと・・・など)を報道していました。何とも上っ面な、ナンセンスな報道だとは思われませんか?

    流石にインターネット上での反応としては、
    「 日本=ナチにしたい連中に決まってる」
    「 アンネが生きていたら自分の日記なんか引き千切っていただろうねw」
    「 日本を悪者にして誰が得するかというと… 」
    「 このニュースが日本で流れた後、直ぐにNYのユダヤ人団体が声明を発表したり、海外メディアが報じたりした。犯人が誰だろうが、その後の展開がどうなろうが、一旦こういうニュースが流れて日本に対する印象操作が出来れば、もうプロパガンダは成功したと言えるからね。」
    「ユダヤを問題にすれば、必ず国際問題化するのが世界的な傾向だったからね。日本人のユダヤ人に対する理解度とは無関係に・・・」と、穿った見方が多く見られました。

    「誰が何のために」ということが解明されていないうちに、時事通信 2月21日(金)16時54分配信 によれば菅官房長官が、以下の発言をされたとのこと。「わが国として受け入れられるものではなく、極めて遺憾なことであり、恥ずべきことだ。警察当局もしっかり捜査するだろう」
    ・・・「恥ずべき」という言葉は、もう少し事態の解明が進んでからにしていただきたいと思いました。

    アンネの日記』はかつて中学校・国語の教科書教材でもありました。『アンネの童話集』などの関連本と合わせて、随分熱を入れて読んだものです。もしかして、捏造説(父親がユダヤ人の作家に依頼して書いてもらったもの)というのが本当ならば、あの童話集なども同様となってしまうことでしょう。個人的にはとても残念ですが、確かに「十代の前半で、このような要領を得た時代把握を日記に書いていたのか」とか「大人並みの哲学的な深い思索ができる、天才的な文学少女だったのだなあ」とか、自分が率直に抱いた感想を思い返してみても、今にしてみれば作者に対して怪しい気がしないでもありません。


    第2次世界大戦の真実④ アンネの日記の真相 2011.6.19
    ijn9266のブログ

    http://blog.livedoor.jp/ijn9266/archives/3609311.html


    アンネの日記」は、捏造

    京免 史朗 2013年10月5日

    https://www.facebook.com/shirou.kyoumen/posts/397962856997693


    isaoのブログ  2011-11-10

    http://ameblo.jp/popo21isao50/entry-11074171327.html


    ホロコーストは戦後のユダヤ特権を享受するための捏造神話

    http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/horouso.htm


    問題は、『アンネの日記』に留まらず、ホロコースト自体が捏造だという説も流布していることです。「ユダヤ人を迫害したことは明白な史実ながらも、彼らをガス室で大量殺りくした事実は無く、そもそも強制収容所にガス室は存在しなかった。あのような規模の大量虐殺は、実は、物理的、化学的、医学的に不可能なことなのだ」というものです。さらに言えば、「ホロコーストはユダヤ人自身が、戦後のユダヤ特権を享受するために捏造した」とまで言う人もいるのです。

    もっと恐るべきことは、これに日本と朝鮮が絡んでくるとまで言われていることです。上記URLより引用します。

    アメリカは、社会の枢要部分を抑えたユダヤ人脈により完全に支配されているが、全く同じ手口で、日本もまた、朝鮮人脈によって半ば支配されている。世界をコントロールするユダヤ権力は、彼らが唯一恐れる日本民族の力を削ぎ、ユダヤの謀略の邪魔となる要素を取り除くため、朝鮮宗教を手先に使って、日本を飼い殺しにしようとしている。反日的な朝鮮人脈は、日本を背後から支配管理することを喜び、ユダヤの手先となって、謀略の限りを尽くしてきた。今、我々日本人は、朝鮮人たちの悪行を暴き、大衆に警鐘を鳴らさなければならい。メディアは、朝鮮勢力の犯罪の報道をしない。メディア自体が既に朝鮮勢力に隷属しているからである。さあ、我々が、愛する日本を犯罪者の手から救おうではないか。我々の子孫のために。



    こうしたことを踏まえるなら、前回拙ブログでフォーリン・アフェアーズの記事に対して、「日本とドイツを同列に位置づけるのは間違いだ」と書いたことを、見直さなければならなくなります。ナチスドイツが行った、「人類史上において最も残虐な人種差別による殺戮」というのは、日本における南京大虐殺従軍慰安婦の捏造に近い意味合いを含むものと考えざるを得ないからです。


    ★歴史の捉え方  「大陸軍 その虚像と実像」

    http://www.asahi-net.or.jp/~uq9h-mzgc/g_armee/index.html

    上記の文章にあるように、歴史に「真実」なるものがあるとしても、それは人間の手が届かないところにあるのです。人間はそれを求め続けなければならない存在なのでしょう。

    私たちは、自分を取り巻くさまざまな情報源から与えられた情報を、事実あるいは真実と認識してインプットし、自分なりに感動したり考えたりするより他はありません。そしてまた、その知識や感想や見解をアウトプットして広めています。こうした営みが空しいものとならぬよう、常に自己満足に陥らない努力を続けていかなければならないのでしょう。また、報道関係者には、その影響力を自覚し、いい加減な中途半端な姿勢で臨んでほしくないと思います。


                  アンネ

                 アムステルダムにあるアンネ・フランクの彫像





    [ 2014年02月22日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    ついにほころび始めた河野談話!追究の手を緩めるな!!


    日本の歴史認識と東アジアの和解を考える
    ――反動を誘発する謝罪路線の危うさ

    (フォーリン・アフェアーズ)

    The Perils of Apology
     ジェニファー・リンド     (ダートマス・カレッジ助教授)

    http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/200905/0905_2Lind.htm

    Jennifer Lind ダートマス大学助教授。この論文は、2008年に出版されたSorry State: Apologies in International Politics『謝罪する国々、国際政治における謝罪』(コーネル大学プレス)からの抜粋。

    いかなる国であっても、多くの人が家族や家を失い、都市そのものが消失してしまうような凄惨な戦争の余波のなかで、自国の過去の行動を謝罪すべきだという提案が出てくると、国内で反動が起き、国論は二分される。戦後の西ドイツで謝罪路線への反動が「例外的に」小さかったのは、ドイツの統一とソビエトからの防衛という二つの外交上の大目標を実現する必要があったからだ。

    日本、あるいは日本と同様の立場にあるその他の国は、「謝罪」と(過去の歴史を正当化し)「謝罪を否定する反動」の間の中道路線、つまり、アデナウアーがとったように、(謝罪ではなく)、過去の間違いを認め、一方で、未来志向のビジョンを示し、これらを自国の戦後の成果に対する誇りへと結びつける路線をとるべきだろう。この路線で東アジアの緊張が緩和されれば、自国だけでなく、世界が利益を得られるようなリーダーシップを日本は発揮できるようになる。


    〈小見出し〉

    謝罪と反動の間
    変化する戦争の記憶
    歴史認識と対日不信
    アデナウアー路線と謝罪路線
    謝罪することのリスク
    日本はアデナウアー・モデルを
    日韓、日中関係の行




    謝罪と反動の間

    戦後の西ヨーロッパで(独仏間の)和解がすすんだのとは対照的に、第二次世界大戦の終結から60年以上を経過した今も、東アジアの国家間関係は冷え切ったままだ。

    ドイツは数十年という時間をかけてナチスという過去に対峙し、その過ちを謝罪してきた。いまやドイツはヨーロッパの貿易と外交を主導する国として頼りにされ、ドイツ部隊は他国の部隊ととともに国連や北大西洋条約機構(NATO)の活動に参加している。

    2004年に旧連合国はノルマンディ上陸60周年記念式典にドイツのシュレーダー首相を招待した。かつての敵国の指導者たちと並んだシュレーダーは、これを「ドイツがファシズムから解放された日」として祝った。フランスとドイツの指導者が式典で抱き合う写真を載せたフランスの新聞は、この記事に「第二次世界大戦最後の日」と見出しを付けた。

    アジアはこれとは対照的な状況にある。

    日本の近隣諸国は、20世紀前半に自分たちを踏みにじった国をいまも警戒している。東京が過去の侵略と残虐行為を公式に謝罪しても、「十分ではないし、すでにタイミングを逃している」と受け入れてもらえない。さらに悪いのは、日本が謝罪すると「侵略行為や残虐行為はなかった」とする歴史修正主義の声が国内で上がり、これがかつて踏みにじられた国の怒りに火を付け、日本に対する警戒感を増幅させてしまうことだ。

    2005年に日本の文部科学省が、日本の過去の残虐行為を取り繕っていると広くみなされていた歴史教科書を検定合格にすると、中国全土で激しい反日抗議行動が起きた。デモの参加者たちは、車を倒して火を放ち、日本人所有の(レストランなどの)施設を破壊し、北京の日本大使館に石や空き瓶を投げつけた。中国と韓国は「日本は軍国主義へと回帰していくのではないか」という懸念を定期的に表明する。日本が平和維持活動のために部隊を外国に派遣するときでさえ、両国は困惑と不安を隠さない。

    東アジアでは、まだ「第二次世界大戦最後の日」は訪れていない。しかし、近隣諸国は、なぜ日本による謝罪に固執するのだろうか。結局のところ、日本の真意を疑っている人々は、政治的謝罪その他のジェスチャーを示しても、「口先だけ」と謝罪を受け入れないかもしれない。

    一方、自国の過去をどう記憶するかは、その国の将来の行動を示す道標になる。

    歴史的にみて、戦争に向けて人々を鼓舞した国は、過去の歴史についてのナショナリスティクな解釈を示し、敵が過去に犯した暴力行為を強調することで自国の歴史を正当化してきた。一方、自国の過去の残虐行為を認めることは、将来に向けて平和的な外交意図を持っていることの証となるし、人権を守ることにコミットし、他国の人々の苦しみに配慮することを約束することになる。

    多くの活動家、研究者、政治指導者は、「東アジアにおける和解を実現するには日本は明確な謝罪を行い、戦争の犠牲者への賠償金を支払うべきだ」と主張している。彼らは、西ドイツが1960年代半ばから開始した「過去との折り合いをつける」モデルを日本が採用することを促している。この時期の西ドイツはナチスの残虐行為の犠牲者を追悼する博物館や記念館を建て、教科書で自国の暗い過去を紹介して子供たちに歴史を教え、指導者たちも犠牲者の遺族に誠実に、細部にまで踏み込んで繰り返し謝罪した。

    だが、もう一つのドイツモデルがある。1950年代にコンラート・アデナウアー首相がとった路線(アデナウアー・モデル)のほうが日本にとってはより適しているかもしれない。アデナウアー政権下の西ドイツは、ナチス・ドイツが犯した残虐行為を認めつつも、戦後に西ドイツが達成した成果を強調した。西ドイツとフランスが劇的な和解を遂げたのは、このアデナウアー・モデルを通じてだった。

    たしかに、1960年代半ば以降の謝罪・賠償モデルのほうが多くの好ましい要素を持っている。過去の問題行動を謝罪すれば、犠牲者の遺族の痛みを和らげ、近隣国に強い印象を与え、安心させることができる。

    だが日本その他の国のケースをみると、対外的に謝罪をしても、国内で(それを否定するような)ナショナリズムの反動が起きるために、(和解を果たすという目的からみれば)謝罪は逆効果だ。

    したがって、日本、あるいは日本と同じ立場にあるその他の国は、むしろ、「謝罪」と(過去の歴史を正当化し)「謝罪を否定する反動」の間の中道路線、つまり、アデナウアー・モデルをとるべきだろう。 ・・・



    この文章の存在を知ったのは、下記のブログからです。

    「ana5 の暇に任せて一言、二言、駄文を沢山 」

    http://yosi29.iza.ne.jp/blog/entry/3237756/

    izaブログはもうじき削除されますので、ana5さんの文章から一部抜粋して紹介します。


    世界の多くの国は過去に相手に与えた被害に対し謝罪は行っていない、これは事実です。

    そして謝罪を行った場合でもその効果は保守派の反対でより深刻化する場合が多い、これは日本が典型例でしょう。

    そして国家間の友好関係に謝罪は必須ではない。
    これも日米関係が典型例でしょう。



    この指摘はおもしろいと思いました。要するところ、日本が平和とか友好を求める余り、相手に頭を下げてでも事態収拾を図ろうとしたことが、却って障害になったと言えるでしょう。それでは、今やるべきこと、考えるべきことは、何でしょうか。
    私は、目先の対立を避けてお茶を濁すことではないと思います。

    昨日の国会中継で、河野談話が取り上げられ、参考人として、当時の官房長官である石原信雄氏が、「河野談話、(慰安婦聞き取り調査の)裏付けなし」という証言をされました。それを受けて質疑をされた山田宏氏(日本維新の会)が、証言内容をオープンにして、学術的な検証をするよう、要請しました。


    河野談話、(慰安婦聞き取り調査の)裏付けなし」石原元副長官が国会で証言
    産経新聞 2月20日(木)18時22分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140220-00000587-san-pol


    これに対して韓国側は、抗議してきたというのです。

    日本の「河野談話検証」に韓国政府「分別ない行動」批判
    中央日報日本語版 2月21日(金)14時27分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000046-cnippou-kr


    慰安婦証言の再検証 菅官房長官発言に韓国反発
    聯合ニュース 2月21日(金)14時2分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000013-yonh-kr

    (韓国が日本に対して)「歴史認識の根幹を崩す分別のない行動だ」
    「これまで両国関係の基礎となっていた正しい歴史認識の根幹を崩すことにほかならない」と批判した。



    政府は何かにつけて、「歴史認識を外交問題に発展させない」という方針を表明しますが、既に「河野談話」を発表したこと自体が、後々に及ぶ大きな外交問題を引き起こしているのです。不用意な妥協をしたことをこの度国会で認めた以上、旧談話を撤回し、新たな談話を出す用意をしていかなければなりません。延々と妥協することによって、問題がこじれ、長引いて、ますます悪化していることを考えていただきたいと思います。

    冒頭で紹介したフォーリン・アフェアーズの記事は、確かに第三者の立場で、冷静に鋭く分析がされているとは思います。けれども、実は二つの大きな間違いを犯しています。それは、日本とドイツを同列に位置づけていることと、アメリカを当事者から除外していることです。日本は、ドイツのように厳然とした証拠に基づく罪状を持ってはいないのです。それどころか、冤罪と言っていい状態なのです。中道を行けば済むような問題ではなく、まずは疑いを晴らすべきなのです。

    公人という立場では、言いたくても言えないことが多いようですから、まずは一般庶民が私的な立場で、この問題に対して、自由にしっかり発信し、声を繋げ、拡げていきましょう。




    [ 2014年02月21日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    なぜ日本は歴史の修正主義に加担してはならないの?


    少し前に入手した『日本の覚悟』中西輝政著( 2005年10月文藝春秋)を読み進めているのですが、いろいろと有益な知見があります。中でも「国民共通の理解とすべき3点」(本書P68)には、なるほどと強く共感しましたので、少し整理した形でご紹介します。


    ①世界の平和と秩序は、主権国家が最終的に自らの判断に基づいて行使する自衛権に依拠して成り立つという認識。
    ーー国際社会の根本構造に対する確固たる認識。それが担保されていることを踏まえた上での「国連協力」をすべきだということ。

    ②戦前からの歴史の連続性に関する認識。
    ーー特に日本にとってのあの戦争の正しい意味(すなわち自衛戦争であったということ)をイラク戦争が起こった現時点でもう一度明確にしなければならない。さらには二十一世紀に入り、「前世紀の逸脱」としての東京裁判の意味を考える基盤も大きく変わってきたことを確認したい。

    ③上記二点を心の中でしっかりと支えるべき愛国心の大切さに気づくこと。
    ーー日本という国の伝統と文化のありよう、根本的なアイデンティティの問題に直結している。日本には皇室があり、連綿たる伝統がある。そこに我々の文化の大きな核心があるということを確認しなければならない。

    ★結局、「国際社会」とは、各々の属する国家の個性と価値観の独自性を媒介として、初めて見えてくる。

    ★日本が「世界は一つ」という間違った世界観に執着する原因を根源までたどれば、愛国心歴史観の喪失という「戦後日本の根本問題」に行き着く。
    戦後日本は自らの国の歴史を徹底的に断絶させてしまった。
    我々は「国のあり方と歴史の連続性を根幹から断絶させなければならないような過ちを犯したことは一度もない」という誇りと確信を回復する必要がある。



    これまで漠然と自分の中に捉えていた国家観を、明確に整理していただいた気がしました。自分なりに言い換えてみると

    ①主権国家として自主独立する。
    ②国家に対して、古来連続したものとしての肯定的な歴史観を持つ。
    ③国家の伝統と文化を尊ぶ愛国心を持つ。

    このようなことを提言されているのではないでしょうか。


    中西氏の影響を受け、最近のブログを書いておりましたが、本日の国会中継で、少しショックな出会いがありました。石岡貴史氏(日本維新の会)および三谷英弘氏(みんなの党)の歴史観国家観との出会いです。

    まず、石岡氏自身、悩みながら日々進んでおられるとのことでした。ひとことで言えば、現実は厳しいということです。そうなのです。冒頭に紹介した中西氏の提言は正しいけれど、あくまでも理想なのです。一足飛びにはいかないのです。

    石岡氏は、最初に安倍総理に対して、「なぜ第一次安倍政権では口にしておられた“戦後レジームからの脱却”という言葉を最近口にされないのか?どういう心境の変化か?」と問いかけられました。この問いで、私なりにすぐにピンとくるものがありました。例の靖国参拝に対して「失望」を示してきた、あの国をはじめとする諸外国への総理の配慮を、巧みに探ろうとしているのにちがいないと思いました。

    総理は、それに応えて「アメリカとは対等なパートナーとして進化している。日本はますます必要とされている。日本も一定の役割を担うことによって、地域の平和と安定に貢献できる。自分は戦後体制に挑戦するつもりではない」という内容の答弁をされました。

    石岡氏も「日米同盟が必要な日本」という立場を共有した上で「力がないのに刀を振り回しても仕方がない。刀を鞘に収めたままで覚悟を示すことはできないかと考えたりもする。単に経済や防衛体制のことだけではない。ソフトパワーも含めて、まだまだ我慢しながら匍匐前進していかないといけないと思う」というようなたとえによる説明を用いて切々と訴えかけられました。

    「日本は本土攻撃を受け、戦争犯罪とも言える非人道的な仕打ちを受けながら、なおかつ戦勝国から裁かれ、これを我慢した上で国際社会に復帰した」ということにまで触れられ、それでも公人としては、どうしたところで発言をセーブしなければならないのだ、というつらい立場を表明されたように受け止めました。


    続く三谷氏も、「歴史修正主義に立つものではない。国際秩序に基づかなければならない」旨、おっしゃいました。


    公人ならば、政治家のみならずNHK関係の方々もそうですが、ご自分の歴史観国家観を思う存分口にしていい、というわけにはいかないのですね。今日は、このことがとてもよくわかりました。そして今は過渡期なのだと感じました。

    いずれ真実が明らかになっていくとしても、いきなり声高に自己正当化しても、それはすなわち戦勝国を強く否定することですから四面楚歌となり、孤立するしかなくなります。まずは自国内での意識変革と共通理解の徹底から始めることです。匍匐前進という言葉は、現状をよく表していると思います。諦めずにじわりじわりと前進するしかないのでしょう。



    [ 2014年02月21日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    映画「小さいおうち」〈ドイツによいしょ〉は見逃すとしても・・・


    山田洋次監督「小さいおうち」は、女中役の黒木華が、23歳で日本人最年少でベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞したことから、その最高レベルとされた演技を自分の目で確認したくなり、思い切って足を運びました。

    そのせいで、自然と彼女に注目してしまいましたが、楚々とした立ち居振る舞い、真面目で控えめでしっかりものの人物像が共感を呼んだのであろうと思いながら見ました。監督から、流し目の仕方や手や表情で演技をするように教わったのだそうです。地味な役柄にピッタリで、役そのものに成り切っているとは思いましたが、際だった演技力は・・・?いえ、素直さ、自然さが、初々しくてよかったのかもしれません。

    それより、松たか子が、さぞ悔しい思いをしたのでは?と少し気になりました。出番はほとんど同等でしたから・・・。彼女は最近アニメの声優としても、舞台でもすばらしい歌唱力を発揮していますし、変身とも言えるほど見事に磨きをかけましたよね。今回の役柄は、同性にも異性にも憧れられる美しく気立ての優しい奥様です。和服が中心の衣装も次々に変わり、不倫の恋に我知らずのめり込み、ついには失意を味わうという感情の起伏を表現することからも、どちらかといえば注目を浴びそうな気もしました。今まさに絶好調の女優と言ってよいでしょう。

    映画の中で、勝戦中のドイツを絶賛する場面が出てきます。また、赤い屋根の小さいおうちの前に立ってる電柱の張り紙には、「ドイツ製・・・」の文字がありました。う~ん、〈ドイツによいしょ〉しているなあ~。ベルリン映画祭出品を意識したのかな。

    まあそれはちょっとした戦略だとしても、一つ、見逃すわけにはいかない箇所がありました。妻夫木聡の台詞です。倍賞千恵子から戦時中の話を聞く場面で、「えーっ、南京で大虐殺をやりながら、国内ではバーゲンセールで浮かれていたのぉー?」このような言葉を映画で聴いたときには、我が耳を疑いました。続けて小さく早口で「それにしても本当に虐殺があったのかな?」と言ったような気もします。一瞬のことで定かではないのですが。(何せその前の台詞にショックを受けていたので)これが外国で紹介された場面では、どう訳されていたのでしょう? 

    作品に描かれた戦時中の庶民の暮らしぶりや、複雑な人と人との関わり方は、とても印象的で見応えがありました。女中は奥様を慕い、家庭の平和を守りたいが故にのみ、生涯の秘密を作ったのでしょうか。それならば、晩年自叙伝を書きながら、あれほどまでに悲痛な涙を流さなくてもよかったのではないでしょうか・・・。最後まで登場人物の心の内を明かさずに、視聴者の想像力をかき立てる手法はすばらしいと思います。だからこそ、歴史認識に関わる問題発言を敢えて投げ込まないでいただきたかったのです。





                      小さいおうち


                                黒木華




    [ 2014年02月20日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    靖国参拝を起点に国家としての自主独立を目指せ!


    昨年4月の麻生副総理をはじめとする国会議員の靖国参拝に対して、その直後の国会で、ある女性議員が異議を申し立てました。食ってかかるような激しい調子でした。それに対して、麻生副総理も安倍総理も、全く動じることなく、理路整然と自身の信条を述べられ、質問者は最後にはタジタジとなってしまいました。

    麻生副総理は、「まるであなたの言い方だと、文句を言う方が正しいように聞こえるが、本当にそうなのか」安倍総理は「戦後の歴史を振り返ってみても、周辺国が靖国参拝反対を唱え始めたのは、1978年からで、それまでは問題になっていなかった。戦犯についても詳しい知識のないまま軽々しく非難すべきではない。そもそも外国からの指示によって自国内に首相が自由に立ち入りができない場所があるなどという国が、世界中どこにあるというのか?・・・それは日本だけだ」という意味のことを分かりやすく具体的に話されました。

    「国家としての存立を考えたとき、国のために命を捧げた方々への感謝と尊崇の念を示すことは、極めて当然であり、それを怠ることのほうが間違っている」ーーーこのことを、明快に宣言できる総理を、その当時実に頼もしく感じました。

    上記の考え方を、もっと国民共通の信条とする必要があると思います。そのためには、現代史の真実を早急に取りまとめ、学校教育を含むあらゆる機会を捉えて、国民に徹底していく必要があります。ひとことで言えば「あの戦争は、自ら侵略の意図を持って臨んだものでは決してなく、完全な罠であり、日本は敗戦を理由に未来永劫侵略国家の汚名に甘んじる必要はない、またドイツと同列の残虐な反人道的な行為をしたとして謝罪と賠償に縛られ続ける必要はない」ということです。

    現時点では、マスコミにも文化人とされる人々にも、まだまだ戦後の自虐史観が幅を利かせています。


    毎日新聞 2014年01月03日 東京朝刊より

    A級戦犯を祭る靖国神社への参拝は、第二次大戦で米国を中心とする戦勝国側が築いた国際秩序への挑戦と映りかねない。米中韓に加え、良好な関係を築きつつあったロシアや東南アジア諸国連合(ASEAN)、豪州などからも厳しい目を向けられる。

    中国政府は今回、反日デモなどを制限しているとみられる。中国政府内には参拝前から「靖国は過去の話。それよりも安倍首相の中国けん制発言のほうが深刻だ」(関係者)との見方があった。靖国参拝に過激な反応をするより、「戦後の国際秩序に対する傲慢な挑戦だ」(楊潔(ようけつち)国務委員)と国際社会の日本批判をあおり、尖閣問題を含む「国際世論戦」を自国に有利に運ぶ戦略とみられる。

    政府幹部は「首相官邸には止める人のほうが多かった」と嘆く。12年12月の政権発足時と、13年の秋季例大祭でも首相は参拝に意欲を示したが、菅義偉官房長官ら周囲が止めた。(国会中継で、この記事の真偽を訊かれ、菅官房長官は「事実ではない」と答えられました。

    自民党幹部は「イデオロギーを通すのはいいが、それによって引き起こした問題を乗り越えるだけの外交上の手立てを持っているのか。世界から、『安倍は傲慢だ。思い上がっている』と見られないか心配だ」と語る。首相の靖国参拝は、諸外国の反発だけでなく、足元の政府・与党の中にも懸念を生んでいる。



    この記事の筆者の立場が、非常に片寄ったものであることは明らかでしょう。国民をどういう方向に誘導しようとしているかも・・・国内でさえこのような状態なのです。外国に付け入る隙を与えるどころか、逆に外国を扇動しているとしか思えません。このような論調が横行するようでは、日本はどうしたところで哀れな末路を辿ることとなるでしょう。

    「米国を中心とする戦勝国側が築いた国際秩序への挑戦」こそ、せねばならないのです。「戦後の国際秩序に対する挑戦」は傲慢などではありません。当然なのです。しかしながら、これをするからには、よほどの覚悟が必要です。現状のように基本的には対米追従を続ける傍らで、「せめてもの抵抗」というような形で「靖国参拝」を行っても、米中韓国に攻撃材料、あるいは「失望」などという婉曲な威嚇材料を与えるだけのように思えます。





    [ 2014年02月20日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    「日米同盟」依存症は本当に命取りにならないのか?


    国会中継でも、TPPに関しては厳しい反対意見が突きつけられました。
    「既に北海道での離農者増が深刻度を増しているが、5品目を守れるかどうかで済む問題ではない。内容そのものが明らかに日本の国益に反している。アメリカ内部でも、大きな反対が続いている。一部の大企業等の利益のために、多くの国民を犠牲にするものだからだ。総理はこの点についてどう思うのか?」

    TPPの本質を突いた鋭い指摘でした。しかし、質問者の発言中映し出された安倍総理、麻生副総理は、共に目をつぶった姿でした。総理の応答は、通り一遍の原則論で、太平洋地域の新しい貿易の仕組み作り云々です。答えにならない答えでその場は流されてしまいました。満を持して臨んだ質問者(女性議員)はさぞ、無念だったことでしょう。

    さて、本日のニュースです。

    TPP日米協議、譲歩案提示へ=重要5項目も対象―甘利担当相
    時事通信 2月18日(火)

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140218-00000053-jij-pol

    「5項目中の品目が一つ残らず微動だにしないということでは交渉にならない」と述べ、コメや牛肉・豚肉などの重要5項目(586品目)も対象に関税引き下げなどの譲歩案を提示する考えを表明した。 (略)

     TPP交渉全般に関しては「どの国も金メダルを取れない。しかしどの国も入賞する」と語り、参加各国の譲歩によって共通の利益が得られるとの考えを示した。 




    なぜ、このような見え透いた誤魔化しのような苦しい言い訳をしてまで、妥結を急がねばならないのでしょうか。

    先日の拙ブログでも取り上げた京大名誉教授の中西輝政氏が、安倍総理のブレインとされていることを知り、少し調べてみました。すると最近の著書でTPPに関しては、次のように述べておられました。


    『賢国への道』 中西輝政著 2013/02

    異論が根強いなかで安倍政権が本格参加に道を開いたTPP交渉については、貿易自由化よりもブロック化の側面に着目し、米国中心の枠組みに残るか、中国寄りにスタンスを変えるかの選択であり、むしろ安保問題ととらえるべきだと看破する。




    これだけでは、なるほど、と納得するわけにはいきません。私などより、はるかに国際政治に詳しい方でしょうに(比較すること自体失礼千万!)、どうしてこのような「中国包囲網」的な見解を出されているのでしょうか。

    今や、単純な国家間のかけひきだけで、つまり米中を対立勢力と見て、いずれに付くかを論じるだけで、安全保障を得ることはできないと思います。
    「日米同盟」を蔑ろにしてはならないとは思いますが、それに依存していれば安全や平和が保障されるとも思えません。

    むしろこの依存体質が続く限り、依存からすこしずつでも抜け出す気概を持たない限り、TPPや二国間交渉、集団的自衛権等をめぐって、新たな問題を抱え込まねばならないような気がします。





    [ 2014年02月18日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    「たかじんの・・・委員会」他国をバカにして笑ってる場合ですか?


    本日(2月16日)の「たかじんのそこまで言って委員会」は、偶々後半だけしか見られませんでしたが、どうもいただけない番組だったように思います。勉強になった!と充実感を持てる内容の時もありますが、今日はおもしろくはありますが、バラエティーならば何でもアリなの?と思う部分がありました。

    前半を勝手に補って推察するに、おそらく中国、アメリカ、北朝鮮、ロシア、韓国の国々のプラス面及びマイナス面を紹介し、論客たちに「この国に行きたいか、行きたくないか」のいずれかを答えさせ、その理由を述べ合う、という内容だったのでしょう。

    その紹介の仕方ですが、マイナス面では、各国をとことんオチョクッテこき下ろし恐怖感や嫌悪感や蔑視を煽る手法だったようです。当事国の関係者が見ても楽しめるものにできなかったのかな~と思いました。たとえば・・・とここに書くことも憚られるようなものもありました。

    我が国の現状は、大変厳しいものがあります。

    この番組の中でも次のような発言がありました。「習近平国家主席が最初のロシア公式訪問の際プーチン大統領に、『北方領土はロシアのものと認めるから、尖閣は中国のものと認めてほしい』と言ったが、プーチン大統領は一定の距離を置いた」というものです。

    《参考 佐藤直伝「インテリジェンスの教室」》
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35268


    これを聞いたとき、以前読んだ終戦後の米ソの対日政策を思い出しました。すなわち、「北方領土はソ連の思い通りにさせるから、沖縄はアメリカのものとさせてもらう」というものです。日本の領土は、絶対に守り抜く確固とした意志を持たなければ、当事者である日本抜きに、何らかの駆け引きで他国のものとされる危うさを持っているのです。

    第一、日本の国土全体が、実はアメリカのものとして自由自在に使われているではありませんか。不平等極まりない日米地位協定をいつまで放置するのでしょう?莫大な税金をつぎ込んで在日米兵の面倒をいつまで見るのでしょう?

    「ソ連が崩壊したときが北方領土を取り戻すチャンスだったのに」という声も、番組の中で聞かれました。北朝鮮も現在では外国の観光客を呼び込もうと一生懸命だ、という説明の中で、よくある観光希望者からの質問として、「観光目的で行った人が拉致されることはないのでしょうか」というものが筆頭に挙げられました。こんな質問を笑い飛ばして、「はい、大丈夫、無事に帰れます」で片付けていいものでしょうか?

    「拉致被害者家族の会」の人たちは、最愛の子供にひと目会うことも叶わず、次々に亡くなっています。「もうがまんできない!」と最近もネット動画で訴えておられました。海を隔てて、そう遠くない彼の地に、延々と迎えを待つ肉親がいる方々の気持ちに寄り添うならば、これは無神経と言わざるを得ません。

    同胞を救うこと、国土を守ること、近隣諸国と正常な関係を結ぶこと、アメリカの支配下から脱することをもっと真剣に考えなければならないはずです。とりあえずは、ソチ・オリンピックが平和のうちに無事終了することを、皆で何よりも念じなければならないはずです。番組をご覧になった方には、私が最後にこれを書いた気持ちがわかっていただけることでしょう。




    [ 2014年02月17日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    日本男子の快挙ーー葛西選手・羽生選手の活躍に寄せてーー


    本日、日曜の朝は、とても爽やかに始まりました。まず、ジャンプ男子ラージヒル決勝。葛西紀明選手のハラハラドキドキする試合を経て、銀メダル獲得の瞬間を見ることができました。若手選手たちが駆け寄り、抱き合って祝福する姿が画面に映し出されたときには、思わず「おめでとう!」という言葉と共に力一杯拍手を送りました。

    足を肩幅より大きく開いてスキー板をV字にし、手のひらを下に両腕を広げる、独特の姿勢。「モモンガみたいでしょう? 」とおどけながら、「飛行機をイメージしているんです」ーーーこれは下記記事での本人の言。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140216-00000024-jij-spo

    並みの選手だと、空中で手を少し広げただけで、バランスを崩してしまうという。さらに、足の開きは板の揺れにつながり、力の入れ方を間違えば、すぐに飛型点の減点につながる。鍛え上げた体と天性のバランス感覚、研ぎ澄まされた技術が融合し、世界に一つの飛型が生まれた。 【時事通信 2月16日(日)引用】

    怪我や故障に苦しみながらも無念の思いをバネに、メダルへのあこがれを糧に、努力してきた葛西選手。41歳での表彰台は冬季五輪の日本選手最年長だそうです。「お疲れ様でした」という慰労の言葉が自然に心の中に浮かんでいました。

    ところが直後のインタビューに応えた「まだあきらめずに金メダルに向かって頑張りたいと思っています」という言葉を聞いて、まだ闘いを続けるの?と驚きました。団体金メダルメンバーになれなかった悔しさ、最高の結果を出してレジェンドの名にふさわしくなりたい・・・こんな思いからでしょう。いずれにせよ、最後まで諦めない不屈の精神、燃え尽きることのない情熱に圧倒されます。


    かさい



    一方、19歳にして世界の頂点に立った羽生結弦選手の金メダル贈呈式のもよう。その清々しさには、心洗われました。落ち着きと品格が感じられる立ち居振る舞い、一礼してぴょんと登壇する礼儀正しさと若々しさの取り合わせ・・・国旗掲揚の際には心をこめて君が代を斉唱していましたね。何だか今日は、君が代が格調高く、文化の香りゆかしい名曲に思えました。

    メダリスト会見での話の内容も、気取りも誇張もなく、実にまっすぐに自分自身を見つめ、周囲を配慮して感謝と謙虚さを忘れず、日本の代表としての自覚をしっかりと示し、申し分なかったと思います。


    hanyuu.jpg




    冬季オリンピックは特に、危険性が高く、怪我を伴うものが多いのですが、それだけ選手は集中力と技に磨きをかけ、命懸けとも言える真剣勝負をしているように思います。後半も健闘を祈ります。




    [ 2014年02月16日 ] カテゴリ:エッセイ | TB(0) | CM(0)

    安倍政権は、国家の自主独立に、向かおうとしているのか?


    中国はいきなり軍艦やミサイルで一気に事を荒立てるのではなく、いわゆる「三戦」、つまり心理戦、世論戦、法律戦を使う「超限戦」をすでに開始している。
    “戦火を交えない戦争”は、すでにはじまっているのである。 (中西輝政)



    前回は、「国連敵国条項」を主に取り上げましたが、これはあくまで奥の手であり、とっておきの最後の手段として残してあるように思われます。けれど何としても、その手段を封じてしまわなければなりません。政府にこの意志やプランがあるのでしょうか?

    さて、今回は上記にある心理戦、世論戦、法律戦の内容を、《中国の奥の手は「敵国条項」 中西輝政(月刊WiLL:2013年2月号)》の記事より、もう少し押さえておきたいと思います。


    海洋戦略の障害である沖縄基地の米軍を撤退させるべく、日本のマスコミを使って盛んに行っているのは、まさに「対日心理戦」であり「世論戦」であろう。普天間問題に加えて、例の「オスプレイ配備反対」などもこれに当たる。

    また、日本の経済人をいま以上に骨がらみ(梅毒や結核が全身に及び、骨がうずくように なること。転じて「悪い状態から容易に抜け出せないこと」)にするため、「依然として中国市場は魅力的である」と思い込ませる「心理戦」がはじまっており、「法外な”手切れ金”を払うのが中国のルールである」と突きつけるのは「法律戦」と言っていい。そして、これが一番恐ろしいことを知るべきだ。

    戦場で軍事兵器を使うだけが戦争ではない。「超限戦」や「三戦」と中国自ら称している。

    対する日本は、こういった工作にめっぽう弱い。大正時代から、日本は中国による反日デモや暴動、国際連盟での対日宣伝活動、日本国内に手を突っ込んでの与党や世論の切り崩し工作など、軍事によらない、そして遥かに効果的な「対日攻撃」に悩まされ続けた。


    中国に加えて、韓国もまた、上記の心理戦、世論戦を最大限使って、日本を国際的に不利な状況に追いやろうとしています。では、これらの国に、正義がどれだけあるのですか?日本人は残虐非道な国民であるということを声高にアピールする資格があるとでもいうのでしょうか?

    中国、韓国のみではありません。各国は、自国の歴史や現状におけるマイナス面を知らぬ存ぜぬで押し通すことこそしますが、国際的な場でことさら白日の下にさらして反省の弁を述べたり、改正の意志表示をすることはしません。

    日本だけです。自国民(!?)の側から、自己の正当性を否定する意見が声高に叫ばれ、むしろ攻撃すべき相手に、頭を垂れ続けるのは・・・しかも罪状を捏造してまで・・・考えれば考えるほど頭がくらくらします。

    国民の受信料によって運営されているNHK(日本放送協会)会長が、自国を正当化する発言をしたことに、何の問題があるのでしょうか。マスコミや政治家の中に、反日勢力が根を張っているこの現状を変えない限り、日本が雄々しく激動の21世紀の荒波を渡りおおせるとは、とても思えません。


    昨日、下記の報道がありました。


    「南シナ海防空圏」に懸念=中国に緊張緩和促す―米長官

    時事通信 2月14日(金)21時3分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000195-jij-n_ame

    ケリー氏は「一方的な現状変更の試み」が地域の不安定化につながりかねないことに懸念を示し、行動の自制や透明性を求めた。

    中国側によれば、王氏はこうした問題を交渉や協議を通じて解決する考えを示すとともに、「国家主権を守り、領土を保全するわれわれの決心を誰も動揺させることはできない」と述べ、中国の主権を尊重するよう米国に求めた。また南シナ海の係争をめぐり国際社会の一部が意図的に緊張をあおっていると非難した。



    今や、中国はアメリカからの要請にも、簡単には応じず、強硬な姿勢を示しています。こんな記事を読むと、「弱いものいじめをするんじゃない」と親にたしなめられた腕白坊主が、「だって××はボクのだもん!あいつ弱いくせに大人に言いつけるなんて卑怯だ!」と言っている場面のような気がしてしまいます。しかも腕白坊主に××を奪われないようにすることは、自力ではどうしたって叶わないのです。・・・中国のように、相手が誰であれ堂々と自己主張ができてこそ、真に自立した一人前の国家なのではないでしょうか?何とも情けない我が国の現状ではありませんか。この意味では、上記のたとえはちょっとズレていますね。

    私は、伊藤貫氏をはじめ日本の自主独立を提唱する方々の本や講演に多く触れたため、どうしても国家の基本は自主独立ではないかと考えてしまいます。今すぐにどうこうできるものではありませんが、少なくとも、それを目指して国家運営を進めていかないならば、どんなに勤勉に働いてお金を儲けようと、技術革新を進めたり文化の発展に貢献したりしようと、結局はいいように利用されるばかりで、周囲の予言どおり、日本は衰退せざるを得ないように思えてなりません。安倍政権の目指す国家像を、よく見極めねばならないでしょう。





    [ 2014年02月15日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(2)

    「集団的自衛権」以前に「国連敵国条項」削除を!


    集団的自衛権が何故必要かという安倍首相の説明を何度か聴きましたが、「こちらはいざという時に一緒に戦って守ってもらうのに、相手が攻撃されているのを指をくわえて見ていることができるのでしょうか?」というような、まるで対小学生並の内容が繰り返されているように思えます。

    今しばらく有識者の議論を待って、もう少し後に国会で検討がなされるようですが、本来この議論は、「憲法の解釈を変更してアメリカの要求に応えるように努めるのは是か非か」を考えることには留まらないはずです。

    日米同盟が今後本当に機能するのかどうか、日本側に明確な義務が課せられるだけに終わってしまう可能性はないのか、国際連合が我が国の平和を維持することに貢献するのか、そもそも国際連合における我が国の立場はどのようなものなのか、日本は果たして真の独立国なのか、日本は自主防衛を考えることを永久に諦めるのか・・・このような国の存亡に関わる議論に発展すべきであろうと考えます。

    たとえば尖閣問題一つ取っても、目の前に恐るべき事態が迫っているのです。


    中国の奥の手は「敵国条項」 中西輝政(月刊WiLL:2013年2月号)

    http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/adagio/tekikoku-nakanishi.htm


    「敵国条項」という最終兵器 (以下抜粋)

    中国はいきなり軍艦やミサイルで一気に事を荒立てるのではなく、いわゆる「三戦」、つまり心理戦、世論戦、法律戦を使う「超限戦」をすでに開始している。
    “戦火を交えない戦争”は、すでにはじまっているのである。

    中国の超限戦的発想においては警戒すべき点が一つだけある。
    日本がそれを見過ごせば、日米安保を一撃で仕留める”必殺兵器”を中国に与えてしまうことになる。中国の「三戦」には、それほどの威力を秘めた「奥の手」がある。それは何か。

    楊外相演説のポイントは、次の3点だ。
     1、日本による尖閣国有化は、日本が再び中国の主権を侵害せんとする侵略行為である。
     2、日本のこのような行動は、第2次世界大戦後に生まれた国際秩序を破壊する行為である。
     3、日本の行為は、国連憲章の原則と精神に違反する挑戦である。

    もう、おわかりだろう。中国は国連憲章第53条、107条の「敵国条項」を使おうとしているのである。このことに気づいた時、「しまった」と私は思った。と同時に、つくづくこの国の「危うさ」を痛感した。
     
    過去十数年にわたって、私は敵国条項だけは一刻も早く撤廃すべき、と各種メディアで繰り返し訴えてきたが、その敵国条項がいまこの瞬間、いわば最悪の時に最悪の形で中国に利用されようとしていることが分かったからである。

    そうでなくても、アメリカは尖閣で日中が揉めることを望んでいない。当然のことだが、他国の領土のためにアメリカ兵士の血が流れることも、アメリカ国民には受け入れがたい。ましてや、敵国条項を突きつけられれば、国際法を重んじるアメリカ世論の風向きは一気に「尖閣に介入すべきでない」との方向に傾く可能性が強い。

    しかしそうなれば、日本人の日米安保への信頼は根底から揺らぐかもしれない。そして、これこそがまさに中国の真の狙い、つまり日米分断が一挙に達成される瞬間である。

    それは大げさに言えば、「戦後日本が終わる時」と言えよう。いずれにせよ、中国によって敵国条項を持ち出された時点で、日本国内も総崩れになりかねない。そしてその瞬間、「尖閣は中国のもの」となる。

    それにしても、なぜいまだに、第2次世界大戦当時の敵国条項が存在しているのか。

    いずれにしても、この敵国条項は時代遅れ(obsolete)であり、削除に向けて作業を開始すると謳われていても、総会の決議だけでは何の効力も有しない。つまり、17年が経過した現在でも、この条項はいまだに効力を保っているのである。

    外務省出身で国連大使にまでなった小和田恆(ひさし)氏が「ハンディキャップ国家論」を説いたが、そのよって立つ思想は憲法前文、9条であるとともに、敵国条項の放置もこの思想と共鳴し合うものだったのである。なぜなら、「諸国民の公正と信義に信頼して」日本の安全保障を委ねるのだから、あの侵略戦争をした日本は敵国条項の非を訴えるべきではない、というわけである。

    この思想の流れが、現在も日本の外務省に通底しているのではないか。「常任理事国入り」にはあれほど熱心に取り組みながら、敵国条項の問題は外務省内ではいまだに「タブー」扱いされているからである。しかし、この条項を放置しての「国連中心主義」の外交など、もともと成り立ちえないものだったのである。何と愚かな日本外交であったことか。

    事態は一刻を争う。経団連会長のように、経済活動の停滞だけを心配して中国のご機嫌伺いをしている場合ではさらさらないのである。急がなければ、戦後日本が「平和の理想」と崇め奉ってきた国連憲章によって、日本が武力による攻撃を受け、しかも同盟国のアメリカも手が出せないという絶体絶命の危機に追い込まれかねないのである。



    上記は「午後のアダージォ」というブログから転記(抜粋)させていただきましたが、このことは他にも何人かの方々が、かなり以前から取り上げておられるようです。


    「敗戦国が戦勝国の領土を占領」中国が日本批判 (平成中野学校 2012年9月)

    http://blogs.yahoo.co.jp/koudookan/53389385.html


    【敵国条項】  ~ウィキペディア~ 

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B5%E5%9B%BD%E6%9D%A1%E9%A0%85


    条文の解説  (一部引用)

    第二次世界大戦中に「連合国の敵国」だった国が、戦争により確定した事項に反したり、侵略政策を再現する行動等を起こしたりした場合、国際連合加盟国や地域安全保障機構は安保理の許可がなくとも、当該国に対して軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は制止できないとしている。
    (つまり、中国政府が、旧敵国による「侵略政策」を打倒するため、と称して一方的に日本に先制攻撃を仕掛けてきても、それは国連憲章にのっとった行動として認められることとなるのです。)


    敵国条項の対象国

    日本国政府の見解では日本、ドイツ国(現ドイツ連邦共和国)、イタリア王国(現イタリア共和国)、ブルガリア王国(現ブルガリア共和国)、ハンガリー王国(現ハンガリー)、ルーマニア王国(現ルーマニア)、フィンランド共和国がこれに該当すると解釈している。一方でタイ王国は連合国と交戦した国であるが、この対象に含まれていない。またオーストリアは当時ドイツによって併合されていたが(アンシュルス)、旧敵国には含まれないという見方が一般的である。


    敵国条項の現状 (後半引用)

    国連憲章は一つの国際条約に該当し、この採択が効力を有し正式に改正されるためには、憲章108条の規定により、総会の構成国の3分の2の多数で採択され、且つ、安全保障理事会のすべての常任理事国を含む国際連合加盟国の3分の2によって批准されることが必要であり、これによりすべての国連加盟国に対して効力が発生する。批准手続きの詳細は各国で異なるが、通常、批准には政府による最終確認と同意過程を経た上で、これを議会が承認することが必要とされるといった複雑かつ迂遠な手続きを踏まなければならない。

    こうした状況から、第53条と第107条の削除を決議した国連総会採択から月日を経た今日において、同採択を批准した国は効力発生に必要な数には及ばず、敵国条項は依然として憲章に姿を留めたままとなっている。敵国条項の存在が現実の安全保障体制に与える影響は極めて軽微であると考えられているが、多極化を極めた国連中心主義による外交の限界を提示する材料の一つとしてしばしば論題とされることがある。




    以前拙ブログでも触れたように、日本は国連分担金においてはアメリカに次ぐ世界第二位であるにも関わらず、常任理事国でないばかりか、敵国条項の対象国です。


    ★核廃絶実現のために、核を手放すな!

    http://satuki8989.blog.fc2.com/blog-entry-221.html

    最近(2013年9月26日)、安倍首相は国連総会演説で、日本の国連安保理常任理事国入りに言及しました。その結果は、中国が政府、世論ともに反発した、とのことでした。常任理事国の覚え方は、愛(ちゃん)風呂中、だそうで、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国ですが、全て核兵器保有国なのです。

    日本は、これまでも繰り返し書いてきたとおり、国連分担金でいえば、アメリカについで第2位を占めています。因みに日本(2億7610万ドル)に対して、仏英中は、いずれも1億ドル台、ロシアは上位10にも入っていません。それなのに、日本は隅に追いやられているのです。なぜ強く抗議できないのでしょうか。分担金を減らすよう要求できないのでしょうか。



    このような状態のまま、集団的自衛権(直接に攻撃を受けている他国を援助し、これと共同で武力攻撃に対処する)の行使を容認することに先走ってよいものでしょうか。有識者任せにするのでなく、国民も自国の立場をよく知り、何が決められようとしているのかをしっかり理解し、必要に応じて意見を発信すべきだと考えます。



    [ 2014年02月14日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    「集団的自衛権」以前に、「自主防衛力」の強化を!


    国家間の相互依存関係が進展し、独立独歩では太刀打ちできない時代だということはよくわかっています。だからといって、アメリカが国防歳出を大幅に削減していく中、その肩代わりをする形で、日本側の負担を際限なく増やす必要はないと思います。

    極力、「在日米軍駐留経費の日本側負担」(「思いやり予算」というような虫ずが走るネーミングはいい加減やめてほしいものです・・・さも思いやって供与しているかのような錯覚を呼び起こしますよね、実のところは搾取されているにも関わらず・・・)を削減し、日本の防衛費を増強するように切り替えを行わなければ、いつまでもアメリカの属国扱いのままです。

    http://kotobank.jp/word/%E6%80%9D%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%8A%E4%BA%88%E7%AE%97

    思いやり予算」の解説  (一部抜粋)

    地代や周辺の防音工事、自治体への補助金、無償提供中の国有地の推定地代を含めると日本の負担は年間6092億円。米兵1人当たり約1800万円に達する。日本の財政危機に対し、米国は財政が日本より余裕があるのに、なお「思いやり」を続けるのは道理に合わない、との声は与野党双方だけでなく、それが防衛省予算から出るため、防衛官僚の間にも強い。日本側の負担は期限5年の特別協定で定められてきたが、06年4月以降については日本側が負担の減少を求めたのに対し、米側は増額を要求して折り合いがつかず、暫定的に内容を変えず2年延長した。08年度以降については、07年12月両国は次の3年間で光熱水費8億円を削減するだけで協定を更新することで合意した。



    集団的自衛権」などと、これまたいかにも自国の防衛に主眼があるかのようなネーミングに惑わされて、結局は、アメリカからすれば参戦同意を取り付けたという解釈が可能となり、これまで平穏無事に過ごさせてやったツケを払わせてやろうという動きが生じることは、想像に難くありません。

    拙ブログの中で、これまで「ブログ村の注目記事1位」を占めたものの中でも、特に長期にわたる形で選んでいただけたのが、下記のものです。

    米「普天間は明らかに政治的負債だ」=40年前

    http://satuki8989.blog.fc2.com/blog-entry-261.html

    当時、拙ブログはizaとFC2二本立てでした(現在はFC2のみ)が、izaの方へは、この記事に関して、こめんと教授より、コメントをいただきました。もうすぐizaブログは削除されますので、その時のこめんと教授とのやりとりを、こちらにも残しておこうと思います。


    2013/11/11 20:27

    ■Commented by ~こめんとするあほぅ♪です さん

    拙ブログで紹介済のことだが普天間の代替基地に辺野古がアメリカ軍によって1960年代には計画されていたことは沖縄では常識だ。

    1960年代の辺野古基地計画では既に現在の計画と同じ場所に二本のV字型滑走路が計画されていた。


    2013/11/11 21:09

    ●Commented by satukihime さん
    To ~こめんとするあほぅ♪ですさん

    ご教示ありがとうございます。そんなに昔から、辺野古の名前が挙がっていたのですか。それならば、なぜ1973年に韓国移転案が出されたのでしょう?

    また、日本からは1999年になって、やっと辺野古が名乗りをあげたようですね。

    「普天間基地移設問題の経過」(琉球新報)によれば、
    1999年4月 名護市辺野古地区住民がキャンプ・シュワブ沿岸への移設を県に要請
    11月 県が移設候補地に辺野古を正式決定
    12月 岸本市長が移設受け入れを正式表明
       政府が移設場所を県の決定通りに閣議決定

    とありました。日本が名乗りをあげたのはアメリカが計画してから30数年後です。そして日本で候補地に正式決定してから現在(2013年)まで約13年が経つということですよね。

    しかも、県が県外移設を強く求めるなど、移設に対する理解が得られない中、政府は勝手に移設を前提としたシュワブ陸上部の整備事業を先行させていて、既に事業総額は約295億円に上っている、とも報道されていました。  

    一方で、米議会は移設の実現性を疑問視して予算執行を凍結しているとのこと。

    米上院歳出委員会は14会計年度(13年10月~14年9月)の軍施設建設費などに関する歳出法案で、辺野古移設の見通しが不透明であることなどを理由に、在沖海兵隊のグアム移転費8600万ドル(約84億円)を全額削除している。削除は3年連続。 2013年9月30日 (琉球新報)


    にもかかわらず、「日本側では移設関連事業として毎年米軍施設整備が進み、支出が膨らんでいる形」なのだそうです。
                       
    http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-213181-storytopic-53.html

    アメリカと日本政府と沖縄、各々が合意のないままバラバラに動いているのです。先日教授が取り上げておられた記事に興味を持って、自分なりに考えたものの、一筋縄ではいかないことに気づいた次第です。

    【こめんと教授のブログより・・・拝借しました・・・】

    海兵隊を抑止力の象徴ととらえるのはいかにも時代遅れだ。役割は大きく変わっている。海兵隊の大規模な上陸作戦は、50年の朝鮮戦争を最後に行われていない。

    組織の生き残りのために、海兵隊は人道支援や災害救援に活動の重心を移しているのが現状だ。海兵隊はアジア太平洋地域をローテーションで移動し、関係国と演習などをしている。海兵隊の実態をみれば、軍事訓練を含め沖縄を拠点にする必要はない。代替施設も要らなくなる。日本政府は「海兵隊=沖縄」の思考停止から脱すべきときだ。(沖縄タイムス)


    http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=2013-11-11_56423/

    2013/11/17 19:07

    ■Commented by ~こめんとするあほぅ♪です さん

    アメリカがベトナム戦争から「名誉ある撤退」を模索する過程で中国との交渉でアメリカが中国と合意したことは、

    (1)台湾からの米軍基地完全撤去と
    (2)日本の核武装阻止だった

    この米中合意は上海コミュニケ議事録(アメリカではネットでも公開されている事実で且つ日本でも翻訳されて出版されている)で明記されている。

    アメリカは中華民国との「米華安保条約」を破棄する代わりに「台湾関係法」というアメリカ国内法で台湾(中華民国)防衛を約束した。

    この頃まではアメリカの第七艦隊空母は威力を発揮した。

    アメリカの「台湾関係法」に対抗して数年前に中国は「反国家分裂法」を制定した。

    アメリカは中華民国保護の証の為に沖縄に基地を維持しなければならない自縄自縛の立場であり且つ上陸沖縄占領作戦で死んだアメリカの若者の血を無駄にしてはならない枷を負っている。


    ーーーーーーーーーー


    釈然としないものを残しながら、そのままにしてしまいましたが、改めて読みかえしてみても、実に奇々怪々です。

    アメリカが、日本の要請に応じて、あまり気が進まないまま普天間から撤退できないでいたかのような実態が浮かび上がってきます。また、海兵隊の必要性自体が、明確には捉えられないのです。やはり、アメリカ人の就職先斡旋事業の一環ともみえます。

    こめんと教授のおっしゃるように、「上陸沖縄占領作戦で死んだアメリカの若者の血を無駄にしてはならない」なら、なぜ戦後70年延々と沖縄に兵士として居座らなければならないのでしょう?それと「中華民国保護の証の為」?さっぱり意味が分かりません。

    こんなことのために、普天間問題が、気の遠くなるくらい長期にわたって未解決なのです。それもこれも、アメリカに依存しきって、独立国なら当然考えるべき自主防衛という国家の基本姿勢をないがしろにしているからです。





    [ 2014年02月13日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    ミリタリーバランス(軍事力比較)をどう捉えるか


    【我が国を取り巻く軍事・安全保障環境 平成25年9月 防衛省】という資料集をご覧になったことがありますか。

    http://www.kantei.go.jp/jp/singi/anzen_bouei/dai1/siryou5.pdf#search=%27%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%27

    (文字が出ない場合は、一旦白紙画面の下へ動かすと、文字画面が表示されます。)


    「平成25年度の防衛力整備等について(平成25年1月25日閣議決定)」を転記してみます。


    ① 22大綱が策定されて以降、我が国周辺の安全保障環境は、一層厳しさを増している。
    ・北朝鮮の「人工衛星」と称するミサイルの発射
    ・中国の我が国周辺海空域における活動の急速な拡大・活発化

    ②米国は、新たな国防戦略指針の下、アジア太平洋地域におけるプレゼンスを強調し、我が国を含む同盟国等との連携・協力の強化を指向している。

    ③東日本大震災における自衛隊の活動においても、対応が求められる教訓が得られている。



    ★「主要国間の大規模武力紛争の蓋然性は引き続き低いものと考えられるが、我が国を取り巻く安全保障環境は、不安定要因が顕在化し、一層深刻化している」とするものです。


    ★また、以下の項目についてのポイントが、分析的解説や地図やグラフなどを用いて、視覚的にとても分かりやすくまとめられています。


    ●グローバルな安全保障環境における課題と不安定要因

    ●サイバー空間をめぐる安全保障面の動向

    ●過去1年間の我が国周辺での安全保障関連事象

    ●中国①ーー公表防衛費の増加

    ●中国②ーー軍事力の近代化

    ●中国③ーー海洋活動の活性化

    ●北朝鮮①ーー弾道ミサイル能力の増強

    ●北朝鮮②ーー核開発問題

    ●北朝鮮③ーー度重なる挑発行為等

    ●米国①ーーアジア太平洋地域へのリバランス
      
    ●米国②ーー国防歳出の削減

    ●我が国の地理的特性①ーー我が国の国土と安全保障上の脆弱性

    ●我が国の地理的特性②ーー自然災害

    ●我が国の地理的特性③ーー地域防災力の低下

    ●我が国の地理的特性④ーー自衛隊の活動への期待(世論調査)


    ーーーーーーーーーー

    ところで、上記の資料の中にあるこの数字をどう思われますか?

    (参考)アジア・太平洋地域における海兵隊兵力数

     
      全体: 約25,600人
        オーストラリア:  28人
        ハワイ :    6,579人 
        韓国:       250人
        グアム:      183人
        フィリピン:    103人
        日本:      18,408人  
        タイ: 38人
        シンガポール: 17人
      出典:国防省発表資料(2012年12月31日)



    日本だけで約72%を引き受けていることになります。これだけでも、どうして?とその異常性に疑問が生じますが、
     
    2012/03/17 のある方(iza こめんと教授)のブログによれば、

    沖縄海兵隊定員が三千人増えて二万一千人になったそうだ。
    グアムへの移転は無くなり一部分が日本国外へ移転(ローテーション)しても結局は沖縄駐留海兵隊人数が増えただけ増員分の経費は全て日本が負担することになるのだ。

    とのことでしたので、調べてみると、「琉球新報」にこの記事がありました。

    http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-188753-storytopic-3.html

    ということは、上記の数字は誤りですよね。なぜ訂正されないままなのでしょうか?
    そして沖縄の負担軽減を、もっと声高に日本全国で叫ばなければならないのではないでしょうか?かつて拙ブログでも、このことを取り上げました。


    米軍の長期駐留は、日本人の“甘え”の産物!  (2013年7月)

    http://satuki8989.blog.fc2.com/blog-entry-87.html

    「普天間の移設は撤去でも良さそうですし、グアム移転の費用負担を拒否することも、法的には問題ないのでしょう?どうしてアメリカ様の思し召し通りにして差し上げなければならないのでしょうか。」と書いています。

    その後、年末に辺野古への移転を県知事が受諾したものの、名護市長選挙では、反対派が勝利したのですよね。けれども、「あれは外部からの操作によるもので、住民の真意は今後の地域発展のために米軍を歓迎したいのだ」という主張も読みました。

    しかしながら、こうして改めて世界的な規模で、アメリカ軍の受け入れの状況を比較検討してみると、いかに我が国周辺の安全保障環境は、一層厳しさを増しているとはいえ、全アジア・太平洋地域で3万人にも充たない海兵隊兵力数のうち、在沖海兵隊の定員数が2万1千人というのは、おかしくないですか?

    ありのままを言えば、アメリカ兵の存在が抑止力になっている一面があるとはいえ、実際にはアメリカ人の就職にあぶれた人たちの面倒を見てあげている一面もあるのですよね。日本のために代わりに戦ってもらうことを期待して、いつあるとも知れない有事のために雇い続けているのですか?あちらの言いなりの人数を・・・

    こんなことだから、建国記念の日を心から祝うこともできないのです。




    [ 2014年02月12日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    「建国記念の日」ってどういう祝日?


    建国記念の日」と聞いてもピンと来ない人が多いのかも知れません。つまり、何をもって「建国」の記念とするのかが、多くの日本人に知られていないのです。そもそもは、『日本書紀』が伝える「神武天皇の即位日として定めた日本国誕生の日」が2月11日なのです。けれどもテレビの月刊番組案内にも、今日の日に因んだ特別番組は見あたりませんし、国旗を掲げているお宅も見かけません。キリスト生誕を記念するクリスマスを、あれほど盛大に国民的イベントとして盛り上げているにもかかわらず・・・


    歴代政権初、「建国記念の日」祝して首相がメッセージ

    【産経ニュース】2014.2.10
     

    安倍晋三首相は10日、建国記念の日を11日に迎えるにあたり、「先人の努力に感謝し、自信と誇りを持てる未来に向けて日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望する」とのメッセージを発表した。政府によると、首相が建国記念の日に合わせてメッセージを出すのは、歴代政権で初めて。

    菅義偉官房長官は10日の記者会見で「国民とともに祝うために出した。先人の努力に感謝しつつ、国造りの決意を新たにするものとなっている。首相の強い思いがある」と説明した。

    首相はメッセージで、「世界の平和と安定を実現していく『誇りある日本』としていくことが、先人からわれわれに託された使命」と強調。「私たちの愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしている」と、自らの決意を表明した。



    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140210/plc14021021560010-n1.htm

    (URLでご確認いただくこともできますが、下記に全文を掲載します。)

                    ◇

    安倍晋三首相が2月11日の「建国記念の日」に当たって発表したメッセージは次の通りです。
     

    建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨により、法律によって設けられた国民の祝日です。

    この祝日は、国民一人一人が、わが国の今日の繁栄の礎を営々と築き上げたいにしえからの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を誓う、誠に意義深い日であると考え、私から国民の皆様に向けてメッセージをお届けすることといたしました。 

    古来、「瑞穂の国」と呼ばれてきたように、私たち日本人には、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補いあって、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈り、美しい田園と麗(うるわ)しい社会を築いてきた豊かな伝統があります。

    また、わが国は四季のある美しい自然に恵まれ、それらを生かした諸外国に誇れる素晴らしい文化を育ててきました。

    長い歴史の中で、幾たびか災害や戦争などの試練も経験しましたが、国民一人一人のたゆまぬ努力により今日の平和で豊かな国を築き上げ、普遍的自由と、民主主義と、人権を重んじる国柄を育ててきました。

    このような先人の努力に深く敬意を表すとともに、この平和と繁栄をさらに発展させ、次の世代も安心して暮らせるよう引き継いでいくことはわれわれに課せられた責務であります。

    10年先、100年先の未来を拓(ひら)く改革と、未来を担う人材の育成を進め、同時に、国際的な諸課題に対して積極的な役割を果たし、世界の平和と安定を実現していく「誇りある日本」としていくことが、先人からわれわれに託された使命であろうと考えます。

    「建国記念の日」を迎えるに当たり、私は、改めて、私たちの愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしています。

    国民の皆様におかれても、「建国記念の日」が、わが国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、自信と誇りを持てる未来に向けて日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。

        平成26年2月11日

     内閣総理大臣 安倍晋三




    このようなメッセージを総理大臣が出されたことの意義は大きいと思います。「歴代政権初」というのが、むしろ不思議です。しかしながら問題は、これを国民がどれだけじっくりと読んで、深く受け止めているかどうかということです。たとえば明日、どれだけの学舎でこのことが確認され、身近な教師の口から日本人として持つべき自覚や責任感、誇りや使命について心に響く言葉が聞けるでしょうか。

    それどころか、今夜のニュースの中で、次のような報道がありました。教職員と歴史学者約250人が集まって、「建国の日」反対集会が開かれたというのです。改憲の動きに大きな懸念を抱いているといいます。彼らが言うように紀元節は、国民を戦争に動員するために使われたと言い切れるのでしょうか?建国を祝うことができない己の国民性は、敗戦後外国によって意図的に作られたということを、まず自覚していただきたいと思います。

    この集会で採択された「国民一人一人が豊かになれる社会を築くため、歴史に学び、憲法を生かして、平和と民主主義を実らせよう」という決議ーーーこれで国が守れるなら苦労は要りません。国家はそれほど強靱なものでしょうか。他国に対して国益と尊厳を主張しないならば、必ずやますます痛い目にあうこととなり、果ては亡国の憂き目を見ることでしょう。自虐と依存と謝罪(=甘え)で存続を図るなど、不可能だと考えます。

    「建国記念の日」を「ただのお休みの日」としてしまっては、なりません。




    [ 2014年02月11日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    新垣隆氏は当代一流の音楽家・・・ファイト!


    新垣 隆(にいがき たかし)氏 (桐朋学園大学音楽学部作曲科卒業)の為人(ひととなり)について、知る機会を持ちましたので、ご紹介します。


    佐村河内問題 なぜ今、新垣氏は真実を明らかにしたのか?

    Book Cafe 矢来町ぐるり 2月7日(金)18時44分配信

    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140207-00010002-shincho-soci

    簡潔に言えば、

    昨年10月に発売された「新潮45」11月号のなかで、音楽家・野口剛夫氏による『「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か』という記事が発表された。

    週刊文春によると、昨年12月にこの記事を読んだ新垣氏が追い詰められ今後の展望を悲観。佐村河内氏に野口氏の記事は「第三者による、ほぼ真相を突き止めてしまったもの」とメールで送り、ゴーストライターを辞めたいと伝えるも佐村河内氏は納得せず、決裂。そして騒動に発展した。


    ーーー とのことです。


    ゴースト新垣氏 学生が退職反対署名活動 大学側は白紙に戻す

    日刊スポーツ 2月11日(火)7時55分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-00000010-nksports-ent

    「新垣(にいがき)隆氏(43)が、桐朋学園大に非常勤講師の退職を願い出て大学側から認められたが、学生の署名運動などもあり決定が白紙に戻る騒動になっていることが10日、分かった」という記事です。
    「同大の学生が寛大な対処を求める署名活動をネット上で行い、7700人以上の署名が寄せられた。」という箇所は、見逃せません。数十人、数百人ではないのです。このことからも、彼の才能と人柄が偲ばれると思います。

    新垣氏の人物像が、この一件でクローズアップされることとなりました。交響曲を作るほどの才能を持ちながら、43歳で非常勤講師であるということから、音楽界の厳しさがよく分かります。知人で芸大ピアノ科を出て、留学経験も持ちながら、地域でピアノ教師をされている方もあります。(因みに私自身10年くらい前にその方から師事を受け、発表会にも出ました・・・余談ですが・・・)


    偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけあまりに気の毒な当代一流の音楽家・新垣隆

    2014.02.08(土) 伊東 乾 (作曲家、指揮者、作家・・・東京大学理学部物理学科卒業、同院修士課程修了、博士課程退学、同院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論博士課程修了)  

    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39905

    新垣隆君は、私も同じ作曲のフィールドで仕事する、私よりは6歳ほど若いですが、折り紙つきの第一級の芸術家です。初めて彼を知ってからかれこれ四半世紀近くになりますが、誠実で、普段は控えめで、人間性はとても優しく、しかし音楽の主張は明確で、素晴らしい耳と手を持つ高度なピアニスト、ピアノ教授でもあり、つまるところ、彼の悪口を言うような人が、ちょっと思い浮かばないような第一人者です。

    週刊文春を手にする多くの読者が、「作曲科を出たけれど食べられず、ゴーストライターをさせられていた売れない芸術家」のように新垣君を誤解しそうな文面なので、これを真っ先に否定しておかねばなりません。

    新垣隆君は、日本で芸術音楽の作曲に関わる者で知らない人のない、彼の世代のトップランナーの1人として20代前半から注目されてきた芸術家です。彼はプロフェッショナルのピアニストを養成するうえで最も高度に教育指導できるピアノの教授者で、何千人という学生が彼の教えを受けてピアノ科出身者としてプロの仕事をしています。音楽家としての彼の挌は国際的に見ても超一級の折り紙がつけられるでしょう。



    これは(1)からの抜粋です。さらに文章は(5)まで続き、詳細に新垣氏の才能が本物であること、現代音楽のあり方について、今回の騒動で他の誰もが書かない、書けないと思われる論評をされています。興味のある方は、是非お読みください。

                              

    天才バイオリニスト、フリッツ・クライスラーは、作曲家としても偉大な業績を残しています。代表作「愛の喜び」は、おそらく誰もが親しみ、愛好している曲ではないでしょうか。

    彼は医師の家に生まれたこともあり、若い頃は医学部で学びました。また、戦争に赴き、予備役ながら将校にまで抜擢されたようです。音楽に関しては、あまり練習せずにぶっつけ本番をするため、奥さんが日に最低30分は練習するように、監視したとか・・・何せ7歳でウィーン高等音楽院に入学し、10歳にして首席卒業、パリ高等音楽院は12歳で首席卒業というのですから、常人には計り知れない才能の持ち主だったことが分かります。

    なぜ、いきなりこの人物を取り上げたかというと、彼こそは元祖!?偽名作曲家なのです。昔の作曲家の名前を使って次々と自分の新作(表向きは昔の作品)をコンサートで演奏し、自分は編曲者、及び演奏者として名前を出していたというのです。

    フリッツは60歳のとき、大スキャンダルの主となります。若い頃見つけたとしてきた大作曲家の未発表作品の本当の作曲者がフリッツ自身だということがばれたからです。30年以上もの長きにわたり、批評家たちは誰ひとりとしてこれを見破ることができませんでした。自分の書いた小さな作品を、シューベルトと同等扱いした記事が出て、尊敬するシューベルトへの侮辱だと感じ、批評家に抗議したことがきっかけだったのです。


    若い頃の新垣氏を知る現代音楽家の渋谷慶一郎は、 新垣氏が自身の名義で発表した作品については「演奏する人だから、奇抜なことをしても曲に運動神経があって面白かった」と語り、「非常に優秀なピアニストで作曲家」「俗世の欲のようなものからは果てしなく遠い人物」と、新垣の記者会見後に評している。


    これはウィキペディアからの人物評です。新垣氏が今後、晴れて自身の名義での作曲活動に勤しまれ、本領を遺憾なく発揮されるよう、祈りたいと思います。


    新垣



    Liebesfreud - Kreisler 愛の喜び - クライスラー

    http://www.youtube.com/watch?v=WT_4AVRTZGc





    [ 2014年02月11日 ] カテゴリ:エッセイ | TB(0) | CM(0)

    都知事選、敗戦の弁へのエール!


    政策・人物・支援者等を比較検討した際に、最も魅力が感じられなかった舛添氏が、当選してしまいましたね。(むりやり同意を求めているみたいですが、多分、ブロガーの方々には、共感される方々が大勢いらっしゃると思ってこのように書きました。)

    選挙前に「すべてが理想的、という候補者がない以上、何に対しては目をつぶれるのか、何に対しては譲れないのか、とチェックすることになります」とも書きましたが、その意味で、舛添氏には大きな×がなかったのでしょうか?女性としての感覚で言えばサイテーな男ですし、人相の善し悪しで言えばこれまたサイテーではないでしょうか。猪瀬氏のほうがよほどマシでしょう。

    それでもなおかつ圧勝した要因は、おそらくバックに現総理及び自民党と公明党が存在したことが非常に大きいと思います。日頃政治に対してさほど深く関わろうとしていない人たちの目には、安倍総理はまだまだ日本の救世主として映っていることでしょうし、学会員の皆さんは、信念に燃えて雪にも負けず、這ってでも投票場に向かわれたことでしょう。

    済んでしまったことは致し方ありません。では、今回の選挙が空しい結果に終わったのかと言えば、そんなことはないと思います。

    反原発が争点になり得なかったなどと大雑把なまとめをしているものもありますが、それは違います。細川氏と宇都宮氏を合わせれば、舛添氏に迫るということに目を付けて、かなりいいところまで行ったじゃないか、と言っているものもありますが、それもちょっとおかしいでしょう。少なくとも舛添氏は、原発推進派ではありません。脱原発を目指すと提唱していたのです。つまりは、安倍総理言うところのベストミックスの中身は、原発へのウエイトを極力減らす方向に向かわざるを得ないことになる・・・はずです。都知事選で二人の有力候補が強く反原発を主張したことの意義は大きいと思います。

    細川氏の敗戦の弁は、とても謙虚なものでした。「力及ばず、応援してくれた人たちに申し訳なかった」というようなことを言われ、そばから「そんなことはない」というような声が聞こえていました。小泉氏は、「年を取っても目的ができると元気が出るものだ、これからも反原発を訴え続けるつもりだ」と言われていましたし、今後もこの元ソーリ・コンビは老いらく(老後の生き甲斐)を求めて、活躍されることでしょう。

    宇都宮氏は、細川氏よりも2万数千票上回りました。開票途中でのインタビューに答えて、「細川氏を上回っていることは、善戦と言える」とご本人も言われましたが、反原発候補が重なった当初、誰がこれを予測したでしょうか。私自身初期には、ある方のブログで、「アンチ安倍という意味では、イデオロギーにこだわってはいられないが、共産党支持の宇都宮氏が、有力候補が多い中、そこまで票を伸ばせるとは思えない。選挙は勝たなければ意味がない」と書かれていたのを読んで、真に受けてしまいました。その後、これまでの弁護士としてのご活躍ぶりや、庶民の目線に立った具体的な政策を聞き、なかなか見所のある人だな、誠実な人柄であることが人相にもあらわれているな、と認識が変わりました。得票率を比較すると、前回の都知事選では、猪瀬氏が約66%、宇都宮氏が約15%で敗れたのに対し、今回は舛添氏約43%、宇都宮氏約20%でした。また投票率が約16%低かったにもかかわらず、得票数が1万3千6百いくら増えているのです。前回より格段に宇都宮氏の存在感が増したことは明らかです。

    田母神氏は、やはり悔しい思いをされたのでしょう。テレビのインタビューで敗戦の弁を聞かれ、「私自身選挙場に行って、最後まで誰にしようかな~と悩みましたよ。結局、一番政策がしっかりしている田母神に入れましたけど・・・」などと言われていました。今回都知事選があったことで、これまであまり知らなかった人たちから、田母神さんはおっかない変な人ではないんだ、結構いろいろ具体的に知っているしよく考えている人なんだ、というような理解を得るまたとない機会となったことでしょう。これからも政治の世界に打って出られるようなことがあるかもしれません。今後のご活躍を期待したいと思います。

    今回は、立候補者が大変多かったのですが、それだけ都政に対して意欲に燃えている方々が大勢いらっしゃると言うことですね。東京オリンピック一つ取っても、会場作りからして住民の理解のもとに世界に誇れるものが作れるのかどうか、難しい問題が次々と明らかになってきています。実に、無理難題の山です。それに押しつぶされることのないように、何とか一つひとつ片付けていかねばなりません。舛添新知事のご健闘を祈ると同時に、この度我こそは!と立ち上がった敗者の皆さんにも、引き続き積極的かつ建設的な意見を出し、世界一の都市東京を目指して、サポートしていただきたいと思います。





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    [ 2014年02月11日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    北方領土問題交渉加速へ!プーチン大統領この秋来日


    首相「最終解決」に意欲 局面打開へきょう日露首脳会談

    【産経デジタル】2014.2.8 09:13

    首相は昨年、プーチン氏と4回会談し、個人的な信頼関係を築いた自負がある。領土問題の解決には、プーチン氏のトップダウンによる決断が必要とされるだけに、北方領土返還要求全国大会では「日露関係全体の発展をはかりつつ、最大の懸案である北方領土問題を最終的に解決したい」と訴えた。

    ただ首相は、歴代首相があいさつで述べてきた「(北方)四島の帰属を確認し」というフレーズを今回、使わなかった。首脳会談を控え、ロシア側を刺激したくないとの配慮とみられるが、出席者の一人は「交渉が動き出すのはいいが、下手な妥協案を飲む危険はないか」と厳しい視線を投げかけた。 [記事詳細はURLへ]

    http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140208/plt14020809140003-n1.html


    日露首脳会談 プーチン大統領今秋来日 北方領土「協議重ねる」

    【産経デジタル】2014.2.8

    安倍晋三首相は8日、プーチン大統領と会談し、北方領土問題や平和条約締結の交渉加速に向け、プーチン氏の今年秋の来日を確認した。[記事詳細はURLへ]

    http://www.iza.ne.jp/topics/politics/politics-442-m.html#remark_comment_system


    米極秘文書「北方四島は日本保持」
    ルーズベルト無視 スターリン、諜報駆使し丸裸


    【産経デジタル】2014.2.6 13:39

    「北方四島は日本が保持すべきだ」。ヤルタ会談直前に米側が報告書を作成しながら、ルーズベルト大統領は無視し、逆に諜報で情報を得たソ連のスターリン首相が主導権を握って巧みに北方領土を奪っていった。

    ソ連に大きく譲歩する合意に再考を促したハリマン駐ソ大使に対し、ルーズベルトは「ロシアが対日戦の助っ人になってくれる大きな利益に比べれば、千島は小さな問題だ」と進言を退けたという。

    このヤルタ密約を根拠にソ連は、北方四島を占領し、現在も後継国家ロシアは「第二次大戦の結果、自国領になった」と北方領土を領有する歴史的正当性を主張し続けている。

    しかし、そもそもヤルタ密約は、連合国首脳が交わした軍事協定にすぎず、条約ではないため国際法としての根拠をもっていない。

    「ヤルタ密約」が招いたのは北方領土問題だけではない。中国、北朝鮮などアジアに共産化を引き起こした。2005年にはブッシュ大統領が「史上最大の過ちの一つ」と批判している。

    8日ロシア南部のソチで日露首脳会談が行われるが、北方領土問題の原点ともいえる「ヤルタ密約」を克服して国際的に合法な国境画定ができるかが鍵となりそうだ。

    [上記は一部抜粋したものーー記事詳細はURLへ]

    http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140206/plt14020613440014-n1.html


    ーーーーーーーーーー


    最近出された【産経デジタル】の記事を3つ、読み通してみると、このブログ記事のタイトルを「北方領土問題交渉加速へ!」とは致しましたが、手放しで喜べるかどうかはまだ分かりません。テレビで首脳会談の様子を見た印象としては、プーチン大統領に対しては、「胸襟を開く」ことは難しいように感じました。安倍首相には相手のペースに嵌められて、国益を損ねることのないよう、お願いしたいと思います。

    更に言えば、国際法を重んじる立場を貫くのであれば、4島返還は当然です。そればかりか、日ソ不可侵条約を破った旧ソ連(現ロシア)に対して、シベリア抑留における人権蹂躙や、北方領土侵略行為への、国家賠償要求をすべきです。このことを表沙汰にすることなく(つまり日本が泣き寝入りしたままで)、正当な交渉は成り立たないのではないでしょうか?

    このような具体的な場面で、歴史的事実を突きつけて、あるべき国の姿を確保することこそが、真に「日本を取り戻す」ことだと思います。




    [ 2014年02月09日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    平和の祭典を契機に、日露平和条約の締結を!


    「オリンピックの目的は、人間の尊厳を保ち、平和な世界の確立を奨励することにある」
    ソチオリンピック開会式のテレビ放送でアナウンスされた言葉です。

    「近代オリンピックの目的」をインターネットでも調べてみました。

    近代のオリンピックの目的は『世界平和』

    http://www.g-angel.com/mfm_test/bbs_list.php?act=single&id=8631

    "オリンピックを通じて、人類が共に栄え、文化を高め、世界平和の火を永遠に灯し続けることこそ、JOCの理想"

    まさにこの言葉を、実感させてくれる、芸術と技術の粋を結集した見事な開会式でしたね。

    「ロシアの民話と技術革新の融合」というキャッチフレーズに導かれて、聖火台に点火がされた瞬間・・・ぐっとこみ上げるものがありました。 

    今回は、ロシアのすばらしさを見せつけられた気がしますが、2020年東京オリンピックでは、日本のすばらしさをアピールする機会が待っています。それまでに、私たちは、世界に誇れる日本像を確立すべく、戦後レジームからの脱却を加速させたいものです。


    ソチ


                    ソチ3


                                    ソチ2




    首相「日露平和条約の締結ないのは異常」

    読売新聞 2月7日(金)17時26分配信

     安倍首相は7日、「北方領土の日」に合わせて都内で開かれた北方領土返還要求全国大会に出席し、「戦後68年を経た今も、日露平和条約が締結されていないことは異常だ。元島民が高齢となり、早急に北方領土問題の解決を図らなければならないことを肝に銘じて対応していく」と述べた。

     その上で「北方領土問題を最終的に解決し、平和条約を締結すべく、交渉に粘り強く取り組む」と強調した。

    ーーーーーーーーーー

    安倍首相の言葉に全く異存はありません。
    日本が、平和条約を締結する妨げになっているものは何なのか、北方領土問題をそもそも引き起こしたのはどういう勢力で、それは何故なのか、解決を目指すにはそこをしっかりと押さえる必要があります。
    引き続き、研究し、考えていきたいと思います。





    [ 2014年02月08日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    2月7日は「北方領土の日」


    本日は「北方領土の日」でしたが、マスコミはソチオリンピックに浮かれて、少なくともテレビでは、このことについてほとんど報じなかったのではないでしょうか。
    実はかくいう私も、国会中継の最後に、「安倍総理はこれから、北方領土返還大会に出席され、その後ソチに直行される」と紹介されたことによって、初めて「北方領土の日」であることを知ったのでした。・・・それにしても総理は何というハードスケジュールでしょう。

    そういえば、昨夜珍しいCMを見た!と、思い出したのが、下記のものです。竹島と尖閣諸島が日本固有の領土であることを、教科書に載せることが決まったことに合わせて、北方領土への意識向上にも力を入れ始めたのだな、と頼もしい気がしました。

    【山本一太】政府広報 2月7日は「北方領土の日」_2014_02 CM

    http://www.youtube.com/watch?v=6-wnCv6Hdo0


    こちらも合わせてお読みください。


    【政府広報オンライン】2月と8月は「北方領土返還運動全国強調月間」

    http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201002/1.html


    「一日も早い返還の実現に向けて」

    故郷の島を追われた元島民の方の平均年齢は78歳を超えています。北方四島の一日も早い返還実現のためには、政府と国民が一丸となって取り組むことが重要です。私たち一人ひとりが北方領土問題に対する関心と理解を深め、返還に向けた強い意思を世代・地域を超えて共有することが大切です。

    北方領土問題は、北海道の一地域だけの問題ではなく、また、元島民をはじめとする関係者の方だけの問題でもありません。若い世代や北海道から遠く離れた地域に住む方々が、想いを一つにして、北方領土返還実現を強く願うことが、今後の外交交渉を後押しする大きな力になります。



    【北方対策本部 内閣府】

    http://www8.cao.go.jp/hoppo/henkan/02_taikai.html

    「平成25年北方領土返還要求全国大会の開催」

    平成25年2月7日(木)、新宿文化センター(新宿区)において、 「平成25年北方領土返還要求全国大会」が開催されました。 第1部では北方四島の元島民の方が故郷への思いを訴え、第2部では安倍内閣総理大臣、 岸田外務大臣、山本北方対策担当大臣や各界の返還要求運動関係者が各々の立場で北方四島の 返還実現に向けた決意を述べました。最後にアピールが採択され、北方領土の早期返還を 求める国民の固い決意が内外に表明されました。




    【首相、北方領土返還大会に出席、ロシア・ソチ五輪開会式へ】

    産経新聞 2月7日(金)12時49分配信

    北方領土の日」の7日、安倍晋三首相は政府や民間団体が都内で開いた「北方領土返還要求全国大会」に出席し、領土問題の早期解決に向け、ロシア側と粘り強く交渉する考えを示した。首相はその後、ソチ冬季五輪の開会式出席のため、ロシア・ソチに向けて政府専用機で羽田空港を出発。8日にプーチン大統領と会談する。

    首相は大会であいさつし「元島民が高齢となり、早急に北方領土問題の解決を図らなければならないことを肝に銘じたい」と強調。「日露関係全体の発展を図りつつ、領土問題を最終的に解決すべく、交渉に粘り強く取り組みたい」と決意を述べた。

    首相はその後、羽田空港に直行。7日夜(日本時間8日未明)に行われるソチ五輪開会式に出席する。国外の冬季五輪開会式に日本の首相が出席するのは初めて。8日午後(同夕)にはソチの大統領公邸でプーチン氏と会談する。第2次安倍政権発足後の日露首脳会談は今回で5回目。領土問題で突っ込んだやり取りにはならないとみられるが、首相は解決に向けた信頼関係を構築する狙いだ。


    ーーーーーーー


    安倍首相が、激務で体調を崩されることがないように、またプーチン大統領との会談がよい成果をもたらすよう、祈りたいと思います。




    [ 2014年02月08日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    楽観できないエネルギー政策、原発担当大臣を!


    前回の拙ブログで、このところ関心を持って情報収拾してきた、原発を中心とするエネルギー問題について、まとめてみました。しかしながら、一応自分なりに整理したのであり、まだまだ認識不足な点が多いことはよく承知しています。


    エネルギー政策は、国民の生活に直結するものであり、どうやって発電や節電に協力できるのかということに対して、全国民が関心を持ち、積極的に参加していかねばならないと思います。


    昨日(2月6日)発信のニュースの中に、「東京大学発ベンチャーが破産」というのがありました。前回、ドイツの風力発電が行き詰まっていることを取り上げましたが、太陽光発電においても、飛躍的な効用を望むことは困難だと思われます。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140206-00010000-teikokudb-ind


    「もしも高速増殖炉もんじゅをやめたら、どんな影響があるの?が5分でわかる、25のQ&A 」こちらも是非お読みください。原発も、見通しは大変暗いと言わざるを得ません。

    http://www.huffingtonpost.jp/monjukun/525qa_b_3269544.html


    「もんじゅ、計画見直しへ 転用案も浮上」ーーー 高レベル放射性廃棄物の量などを減らす「減容化」研究に転用する案が浮上している、というものです。これまでの研究を無に帰することを避けたい気持ちが、痛切に感じられます。

    http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/06/monju_n_4742169.html?utm_hp_ref=mostpopular


    「もんじゅ」見直し、方向性を決めた事実は全くない=菅官房長官ーーー政府が「もんじゅ」について、エネルギー基本計画に盛り込まず、実用化目標を白紙に戻すとの「方向性を決めた事実は全くない」と述べた、というものです。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140207-00000049-reut-bus_all


    本日の国会中継(参院予算委)で、新党改革の平野達男氏が、「夢が夢になり、プルトニウムだけが残っている」という現状を明確に示し、「六ヶ所村の施設をどうするのか、日米原子力協定をどうするのか、原子力政策の課題は非常に重いのであるから、経済産業大臣管轄の一領域とするのではなく、原発担当大臣を置く方がよいのではないか」と、提案されました。もっともなご意見だと思います。






    [ 2014年02月07日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    エネルギーシフトは地に足を付けて一歩一歩


    「エネルギーシフト」

    「エネルギーシフト」という提言は、代替エネルギー研究で知られる環境エネルギー政策研究所の飯田哲也(てつなり)所長が東日本大震災後間もなく(2011年4月)提案したものです。現行では10%程度である自然エネルギーの割合を2020年までに30%、50年には100%に上げることを目標に掲げています。なぜ「脱原発」でなく「シフト」と言うかといえば、反原発も脱原発も、バックミラーを見るイメージがある(後方に去っていく原子力だけに着目する語感がある)からだそうです。私もこの、「エネルギー論議には全体的な視点が欠かせないはずだ」という考え方に賛同し、この用語をタイトルに用いました。

    http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201104130114.html


    エネルギー政策

    東京都知事選で最大の焦点かどうかはともかく、「エネルギー政策」に国民の関心を集めることができた意義は大きいと思います。私自身これまで「原発は怖い、できればすぐにでもストップしたい。核廃棄物の処理を次世代に託す、などというのは無責任だ。また、自国でさえ、再稼働に対する抵抗が強い中、相手国の環境や人命への配慮無しに輸出するなどとは、もってのほかだ」というようなことは考えてきましたが、漠然としたものであり、実態の把握は不十分でした。ですからこの機会に、もっと関心を持って考えを深めようと、少し取り組んでみました。

    経済産業省の「エネルギー政策の見直しについて」は読まれたことがありますか。

    http://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/enerugi-seisaku/energyseisaku_minaoshi.html

    目を通してみると、〈エネルギー自給率及び化石燃料の自主開発比率を倍増、自主エネルギー比率を現状の38%から70%程度まで向上〉を「2030年に向けた目標」に掲げ、総合的に、具体的に、計画的に、政策が練られていました。

    《目標》をもう少し詳しく、ポイントだけまとめてご紹介します。

    ①省エネルギーを通じて、できる限り効用を変えない範囲で最大限のエネルギー消費量の抑制を図る。

    ②安全の確保を大前提に、核燃料サイクルを含め原子力発電を着実に推進する。

    ③太陽光、風力、バイオマス等の再生可能エネルギーの開発・利用や、中長期的な化石燃料に依存しない水素エネルギー開発等の取組を進める。

    ④石油や石炭等について、燃料自体のクリーン化を進めるとともに、発電効率の向上等、より効率の高い利用技術の開発・導入を進め、二酸化炭素の排出を抑制する。



    ここで、気になるのが、②の「原子力発電を着実に推進する」という箇所ではありませんか?経済の発展を中心に考えるなら、震災前に戻って、引き続き核燃料サイクルを軌道に乗せ、原発輸出にも力を入れることが、最大の効果をあげるという立場なのでしょう。


    ドイツの現実  いきなりゼロは無謀

    独風力発電大手プロコン社が破産申請 脱原発政策の愚が明らかに

    http://the-liberty.com/article.php?item_id=7296

    今すぐ原発をゼロにして、再生可能エネルギーの開発に全力を傾けるといっても、そもそもが安定供給が望みにくいものなのです。設備投資が回収できず、政府の補助があっても倒産する、という事態が考えられます。これはやはり無謀と言わざるを得ないでしょう。


    日本の事故は人災  

    私も、飯田所長のご意見のように、原子力、化石燃料を共に徐々に減らしていく、「戦略的エネルギーシフト」が、現実的だと思います。以前NHKの特集番組が明らかにしていたように、「福島原発事故は、震災ではなく人災だ」というのがおそらく真実ではないかと思います。拙ブログでも、「小泉政権下で安全装置が取り外されていた」という信じがたいことを取り上げましたが、その番組ではそれには触れないまでも、災害への備えが杜撰であったことを詳しく伝えていました。「操作すべき装置を操作しなかったあるいは、そのままにしなければならない装置を誤った判断で止めてしまったことにより、起こるはずのなかった爆発事故を、人為的に(意図的ではないにせよ)引き起こした」ということが明言されていました。番組司会者(Mアナウンサー)の不祥事(これは罠だという説もあります)により、再放送されることなく葬り去られた、東電と政府を糾弾する番組です。

    結論を言えば、安全装置が正しく設置されており、事故に備えた操作マニュアルが徹底していれば、日本の原発はあれくらいの地震や津波では、事故につながらないというのです。これまで、血の滲む努力で開発を進めてきた原発及び、核燃料サイクルを一度の事故で不意にすることのほうが、道理にかなわない短絡的な対処法だということです。


    勿論、ゴミのことも大切

    一方で、核廃棄物の最終処理場確保という問題も、緊急を要します。既に国内で数カ所候補地が挙げられ、交渉が始まっているといいます。これまでに約40年間貯め続けたものを、どうしたところで処理して安全に保管せねばならないのです。六ヶ所再処理工場の特集を、つい3日前の日曜夜、TBSテレビ番組でやっていました。1993年から約2兆1,900億円の費用をかけて、建設が進められているのです。ウィキペディアによれば、計画上の完成時期は2014年10月だとのことです。

    六カ所



    究極的にはすべて自然で

    エネルギー政策は、●安全性、●経済への影響、●安定供給、これらを総合的に考えながら、戦略的、計画的に進めなければなりません。

    現在、原子力をストップしている中、化石燃料費がかさみ、電気代の値上げを余儀なくされています。安価で購入できるための交渉努力を考慮するとしても、そもそも原発再稼働を見越しての、電気代上げ幅なのだ(今まではかなり押さえられている)と聞けば、今すぐに原発ゼロを断行することの危険性は想像できます。

    究極的にはすべて自然でという目標を掲げ、ベストミックスを模索していくことが、求められている最良の道だと思います。いつの日にか、もしもすべての燃料を自家製で、しかも自然の恩恵からつくりだせたなら、それは平和を築くためのすばらしい福音ともなり得ることでしょう。






    [ 2014年02月05日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    韓国と北朝鮮の統一


    2月1日のワールドWaveモーニングで印象深い映像を見ました。韓国側の北朝鮮との国境付近で、脱北者を含む数十人が、統一の祈りを捧げている姿です。離散家族との再会を願う気持ちは、当事者でなくとも切実に伝わります。「北朝鮮側は、実現の条件として、米韓合同演習の中止を求めている」とも報じていました。この言い分もよくわかります。

    先月22日のダボス会議で朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が、「統一には二つの大きな意味がある。一つ目は人道的な側面で、北朝鮮の住民たちが空腹や人権蹂躙(じゅうりん)などによって大きな苦痛を受けているため、統一はそのような北朝鮮住民の苦痛をなくすことができる道となる。もう一つは経済的な側面で、統一は韓半島(朝鮮半島)だけでなく、周辺の国々にとっても大当たりとなるだろう」と述べたことが報じられていました。

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/23/2014012300686.html

    私自身、かれこれ二十年も前から、金賢姫氏の著書『いま、女として』『愛を感じるとき』『忘れられない女(ひと)』をはじめ、拉致問題に関わる数多くの本を読み、両国の将来を案じ続けてきました。同じ民族(元を正せば同国人)でありながら、分断されたままなのは、何と不自然な不幸なことかと強く感じます。一日も早く統一を実現してほしいと、願わずにはいられません。そしてそれは、拉致問題解決にもつながるのではないかと考えます。

    けれども一方で、現状を大きく変えることが、さまざまな問題を新たに生み出すことにもなるのではないか、とも懸念されます。たとえば、現状では、韓国は自由主義経済と民主主義を共有する国として、日米と連携することが望まれています。それなのに、歴史的認識の食い違いなどにより、なかなか日韓の意思疎通が図れず、アメリカも苦慮している有様です。

    もしも韓国が北朝鮮と統一したならば、中国との関係はどのようになるのでしょうか。
    朴大統領が言うように、「統一が実現すれば、北朝鮮地域の大規模なインフラを中心に投資が行われることになるため、北朝鮮だけでなく中国の東北3省(黒竜江・吉林・遼寧)、ロシアの沿海地方に対する投資にもつながり、周辺国の経済成長も期待できる」という未来像が実現するのでしょうか。しかも核保有国であることが温存されるとすれば、日本にとっては、更なる脅威となるかもしれません。

    韓国と北朝鮮の統一は、東アジアの問題に留まりません。アメリカと中国の関係に大きな影響があるということは、結局は世界的に重要な課題だといえます。とりわけ日本にとってはまさに対岸の事件どころか、自らが渦中に身を置くこととなるのです。わが国がこの両国と共に平和と共存、繁栄を目指せる関係作りができていない現状を、何としても打開しなければならないでしょう。



    [ 2014年02月04日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    都知事選の争点を掘り下げよう!


    昨夜(2月1日)のインターネット上での都知事選に関する公開討論を見られましたか?最後に出された番組評価アンケートの結果は、とても良かった(約6割)、良かった(約3割)で、非常に好評価でしたし、私もこれは都民に限らず、全国民に見ていただきたい番組だと思いました。

    http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1466/

    けれども、残念だった点もいろいろありました。主なものを挙げてみます。

    何よりも、時間が足りなかったこと。司会のリードはとても要領が良く、かなり広範な話題が次々に展開されて、聴き応えはありました。しかしながら、まだまだ、争点を掘り下げる議論にまでは及ばなかったと感じます。

    たとえば【原発について】。それぞれの立場は分かりましたが、どちらに軍配をあげればいいのかが、釈然としないままとなってしまいました。

    細川氏は、ご自身の最大の立脚点にされている割には、「原発がコスト、リスクともに大きいのが今や世界の常識であり、即ゼロを宣言すべき」という大上段に構えた主張の一点張りでした。

    舛添氏は、「長期的には脱却を目指す。東京都内でのエネルギー生産率を6%から20%に引き揚げ、オリンピックの選手村の電力は、全て都内で供給できることを目標にしたい。」と、中庸かつ具体的な提案でした。

    宇都宮氏は、「脱原発、脱被ばくを目指そう。今電気料金が上がっているのは、これまで原発に依存して、安価な資源輸入の努力をしてこなかったから。火力から、少しずつ自然エネルギーへの移行を」と、正論と思える脱原発論でした。

    田母神氏は、「世界一の日本の技術を駆使して安全管理を徹底して、原発の再稼働を!現状のまま、原発を停止し続けるならば、99、3%である中小企業が追い詰められ、相当数倒産する可能性がある。デフレ脱却もままならない。放射線に対する日本の基準は厳しすぎる。核のゴミ置き場は、まだまだ余裕がある」という意見でした。

    経済を再建しデフレを脱却する、廃炉するにしても必要な原発の技術を維持する、というような意味からは、即ゼロはまずいのでないかとは思いました。かといって、田母神氏のいう安全性をそのまま真に受けてよいものなのかどうか・・・

    宇都宮氏は、「被ばく労働者が白血病にかかって、労災の判決が出ている事実がある」という弁護士の立場からの発言をされました。が、それに対し田母神氏は「それは基準がおかしい。これは私が言っているのではない。放射線医学の専門医が言っていることだ」と突っぱねていました。その専門医の名前や、学説(科学的データ)を明示してもらわないことには、何とも言えませんよね。

    放射性廃棄物処分場「東京、負担しないと」 細川氏が言及
    2014.1.22 22:24 [東京都知事選

    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140122/elc14012222250009-n1.htm

    というような記事も、少し前に読みましたが、放射性廃棄物処分についても、みんな責任逃れして言及していませんでした。稼働するからには、まだ大丈夫気にしない気にしないと呑気に構えて、経済成長ばかりに目を向けていていいのかどうか、不安です。

    まして、最近拙ブログでご紹介したように、アメリカが日本の弱体化を期して、10年以上も前から東電を叩き潰そうとしていたとか、日本の原子力を押さえ込もうとしているというようなことが真実であるならば、先手を打って多少成長への足かせになろうとも、原子力への依存度を極力抑える方向に出た方が、身のためかもしれません。

    原発が持つ政治的、外交的意味を、輸出産業の観点も含めて、もっと徹底して話し合わないと、正しい判断ができません。


    他にも、「国家戦略特別区」については、時間の都合で扱うことができませんでした。宇都宮氏は最後のひと言で、これに触れ、「成長戦略というが、これは国民のためのものではない、企業天国だ」と厳しく批判しましたが、他の方々は、どのように考えているのでしょう。


    本来はテレビで、3時間番組を組んでもおかしくない内容だと思います。また今回特に気に障ったのは、画面上に出るコメントの煩わしさです。話し手は、真剣勝負なのですから、匿名とはいえ礼儀や品性のあるコメントを、必要量のみ出すべきです。単なる名前の連呼や、奇っ怪な数字や声・・・主催者側にも配慮していただきたかった点です。


    ーーーーーーー


    ツイッターからの情報です。ご覧になっていないものがありましたら、ご利用ください。


    = 細川氏 =

    ★【IWJブログ・特別寄稿】国家戦略特区と都知事選 (安部芳裕 プロジェクト99%代表)

    http://iwj.co.jp/wj/open/archives/122428

    《細川氏を支持するも時代感覚のズレに懸念している意見》


    自民真っ青! 細川陣営に強力「助っ人」吉永小百合が“参戦”
    日刊ゲンダイ1月31日
    http://gendai.net/articles/view/news/147648 …


    = 田母神氏 =

    この動画の再生が1万回を超えた。細川の落選は確実だが、元首相が2人そろって法の支配を踏みにじろうと主張するのは犯罪だ。|都民をバカにした都知事選に注文する - YouTube http://ow.ly/tb4v3

    首都直下地震の対策面では、田母神氏が適任としています。
    組織の動かし方が分かっているのではないか。
    政策の具体的なものもちゃんと出している。
    ーーー組織票がとれないのは心配。


    【緊急拡散】マスコミが報道しない都知事選の真実!これを知らないと大変だ!

    http://www.youtube.com/watch?v=dm-AuMhcjO0&feature=youtu.be

    ①外国人参政権に反対している
    ②原発推進
    ③正直で、約束を守る人柄である
    という3点から、田母神氏を応援しています。



    = 宇都宮氏 =

    【IWJ選挙報道プロジェクト・2014東京都知事選】天下分け目の戦い!東京都知事選の情報を特集ページに一挙集約しました。

    http://iwj.co.jp/feature/senkyo/ @iwakamiyasumi #都知事選

    「1%のためではなく、99%の生活を守る」
    「企業が世界一活動しやすい街づくりは労働者にとっては地獄です」



    宇都宮候補VS細川候補

    http://dmcr.tv/

    左側の動画2つをご覧ください。


    ーーーーーーー

    よりよく知ろう、考えようと、努力した結果、政策・人物・支援者等を比較検討して、総合的に判断するより他ありませんね。すべてが理想的、という候補者がない以上、何に対しては目をつぶれるのか、何に対しては譲れないのか、とチェックすることになります。この考える過程が大切ですし、選挙後もしっかり問題意識を持ち続け、場合によっては意見を発信すれば良いと思います。



    [ 2014年02月02日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)

    くにの名は「EAST ASIA」?


    EAST ASIA」は、中国の天安門事件を題材とした中島みゆきの曲で、デヴィッド・キャンベルが編曲に参加したのはこの曲が最初であるということからも、名曲といって差し支えないでしょう。

    彼女自身からの製作意図を聞いたことも読んだこともありませんので、勝手に解釈してみます。見た目に何人(なにじん)か判別が難しい、私たち東アジアの人間(日本・中国・韓国・北朝鮮)が、なぜいつまでもいがみ合わなければならないのか、また中国で起こった事件を、とてもよそ事とは思えない。もっと手を携えて、平和な国家や地域作りに協力し合おうではありませんかーーーこんな気持ちをうたったのではないかと思われます。

    http://www.youtube.com/watch?v=rOiv00Mv-ao

    「くにの名はEAST ASIA 黒い瞳の国
     むずかしくは知らないただ EAST ASIA

    ところが、これが難しい。反日だ、抗日だ、侵略だ、性奴だと、延々と摩擦が続きます。アメリカはいかにも、調停役であるかのようなそぶりをしますが、どうしてどうして、よくよく調べれば、常に自国中心に立ち回り、場合によっては対立を捏造、鼓舞するようなことさえ、しているのです。

    東アジアの人々皆が、心を開き、お互いを認め、誤解を解き、自己の非を認め、未来に向かってのさまざまな助け合いが展開できるようにしなければなりません。諦めたくなるほど事態は困難ですが、小さくてもいいから、何か自分にできることを探して取り組みたいと思います。バックミュージックに、「EAST ASIA」を流しながら・・・




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    [ 2014年02月01日 ] カテゴリ:政治外交 | TB(0) | CM(0)
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